週末プラス1日で香港を満喫!2泊3日の充実香港旅プラン
日本から約5時間でたどり着く香港。今や数々のLCCの就航やさまざまな時間帯の便を提供するキャリアがありとても便利。より一層気軽に旅立てるようになりました。さらに香港はコンパクトな街。3日もあれば、主な観光スポットを巡ったりご当地グルメを満喫できるのが魅力です。余すところなく香港を巡る2泊3日のプランをご紹介しましょう。1日目:九龍半島の定番スポットを制覇!
香港についたらまずはゆっくりとアフタヌーンティーはいかが?写真はインターコンチネンタル香港の「ロビー・ラウンジ」
<初日やることリスト>
- 両替
- アフタヌーンティー
- 話題のショッピングモールをぶらぶら
- アベニュー・オブ・スターズで憧れのスターの手形を見る
- シンフォニー・オブ・ライツ鑑賞
- 女人街で買い物
- 屋台で買い食い&ローカルご飯
16:00~18:00 両替をしてからアフタヌーンティータイム
仮に朝の便で日本を発ち、13時ごろ香港に到着するとしましょう。ホテルに着くのはだいたい15時くらい。チェックインを済ませたらまずは両替を。リピーターの方はご存知かもしれませんが、両替商や安宿、インド料理店などが混在する雑居ビル「重慶大廈(チョンキンマンション)」は両替手数料がかからずレートも良いと評判なのでおすすめです。 両替を済ませたら、移動で疲れた体に無理は禁物。そこで、おすすめしたいのがアフタヌーンティーです。香港のほとんどのホテルではアフタヌーンティーを用意しています。九龍半島随一の繁華街である尖沙咀(チムサーチョイ)には香港を代表する2大ホテルがあり、そのどちらのアフタヌーンティーも超がつくほど人気。どちらかを選んでまずはのんびりと過ごしましょう。 ひとつはザ・ペニンシュラ香港の「ザ・ロビー」。エリザベス女王も宿泊する由緒正しいこのホテルでは、磨き上げられた銀食器で伝統的なアフタヌーンティーが楽しめます。もうひとつのおすすめは、インターコンチネンタル香港の「ロビー・ラウンジ」。ザ・ペニンシュラ香港に対し、こちらのアフタヌーンティーはモダンなスタイルで提供されます。お茶やペイストリーの味はさることながら、イチオシなのがラウンジからの景色。ビクトリア湾沿いにあるホテルだからこそ、「これぞ香港!」という景色を堪能できます。その他おすすめのお店は記事「気分はセレブ? 香港のアフタヌーンティーおすすめ8選」をご覧ください。
18:00~20:00 尖沙咀エリアを散策
アフタヌーンティーが終わる時間は、店によって異なりますが、目安は夕方18時くらい。きっと想像以上にお腹がいっぱいになるので、腹ごなしに街を散策しましょう。尖沙咀(チムサーチョイ)には、九龍半島最大のショッピングモール「ハーバーシティ」や旧香港水警總部の建物を改装し、ホテルやレストラン、ブランドショップが入る「1881 Heritage」など見どころ満載! 記事「香港のおすすめショッピングモール10選」で詳しくご紹介しています。
観光スポットを一通り見たら、「星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)」へ……。といいたいところですが、2016年現在は、「星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)」は工事中のため、スターの手形やブルース・リーの像などは「尖沙咀東海浜平台花園」という広場に移されています。「尖沙咀東海浜平台花園」への行き方は、ペニンシュラ香港の前の大通りであるソールズベリーロードを渡り、同ホテルを左手にまっすぐ歩いたところにある歩道橋を渡れば到着します。ペニンシュラ香港からは徒歩8分ほどです。
20:00~20:15 シンフォニー・オブ・ライツを鑑賞
尖沙咀東海浜平台花園へは19時15分頃までに行き、15分ほど写真を撮りながらぶらぶらしたら、19時30分には広場を出て、プロムナードへと向かいましょう。その理由は、夜20時から約15分間の光のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」が始まるから。「星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)」と香港文化中心の間のプロムナードがベストポジション。時期にもよりますが、開始15分前くらいに行けば、比較的場所を確保しやすいですよ。ショーでは、音楽に合わせて摩天楼の照明が点滅したりレーザーライトが発光したり、とてもユニークな香港の一面が見られます。シンフォニー・オブ・ライツ鑑賞のコツは記事「香港のシンフォニー・オブ・ライツ、鑑賞のコツ」をご覧ください。
20:30~22:00 ネオンの街・旺角へ
シンフォニー・オブ・ライツの後は、夜の九龍を散策。ネオンが妖しく光る旺角(モンコック)へ向かいます。メインストリートのネイザンロードをまっすぐに進めば徒歩30分ほどで着きますが、地下鉄やバスも通っているので、アクセスはとても便利です。 旺角(モンコック)での目的は、ローカルショッピングと夕食。アフタヌーンティーはかなり腹持ちがいいため、この日にボリューム満点の中華料理ディナーをするのはあまりおすすめできません。かといって、あまり遅い時間に食べるのも次の日に響きそうですよね。そういう意味で旺角(モンコック)は最適の場所。ローカルマーケットで有名な女人街では、アクセサリーや衣料品、スマートフォンケースといった雑貨など、あらゆるものが安価で売られていて、お店の人と値段交渉を楽しんでいるうちに小腹も空いてきそうです。この通り周辺には地元っ子が通う大衆食堂や24時間営業の麺屋さんが点在しているので、ローカルグルメで小腹を満たして。香港ならではの大衆食堂には「茶餐廳(チャーチャンテン)」と書いてあるので目印に探してみましょう。
女人街の楽しみ方は記事「女人街でショッピング!楽しみ方や治安と注意点」で詳しく解説しています。
2日目:香港島をぐるりと満喫
名物のスターフェリーで香港島へ!
<2日目やることリスト>
- スターフェリーでビクトリア湾を渡る
- ローカル店で朝粥 or 麺
- ヒルサイドエスカレーターに乗ってSOHO・NOHO巡り
- 飲茶ランチ
- お値打ちショッピング or ビーチでのんびり
- モダンなレストランで中華ディナー
- ビクトリアピークから100万ドルの夜景を鑑賞
- おしゃれなテラスで夜景に乾杯
- 香港随一のバーストリートでワイワイ
8:00~12:00 中環エリアを散策
そんな香港島での1日の幕開けは、ヘルシーにお粥から。ビジネスの中心地である中環(セントラル)には、忙しいビジネスマンのために、早朝からお粥や麺を食べられるお店がたくさんあります。 朝ごはんの後は、街を散策。中環(セントラル)エリアは、ビクトリア湾を背に坂を上っていく形で広がっています。歩いて回れる坂ですが、数々の映画で撮影されたヒルサイド・エスカレーターを利用すると楽しさも倍増です。 近代的なオフィス街、ローカルな屋台外、お洒落なカフェやギャラリー、若者たちが集うクラブなど、エスカレーターを上るごとに、さまざまな風景が見えてくるので、気になったところで降りてみましょう。メインストリートであるハリウッドロードを挟んで南はSOHOと呼ばれ、さまざまな国籍の人たちが集うインターナショナルエリア。ハリウッドロードを西に進めば、ギャラリーや有名なお寺「文武廟」、アーティストのショップが集まるビル「PMQ」など、みどころがいっぱいです。12:00~14:00 ランチには本場の飲茶を
ランチは、香港で絶対に外せない飲茶を。目移りするほどたくさんある飲茶レストランですが、話題性の高いものを選んでみましょう。セントラルには「世界一安い星付きレストラン」として有名な「添好運(ティム・ホー・ワン)」の支店があります。場所はIFCモールと香港駅を繋ぐ地下通路内で、住所はShop 12A, Hong Kong Station (Podium Level 1, IFC Mall) , Centralです。行列必至ですが、覚悟して並ぶ価値アリです。 予算に余裕があれば、IFCモールに直結しているフォーシーズンズホテル香港の「龍景軒(ロンキンヒン)」がおすすめ。ミシュラン3つ星のレストランです。ハーバービューのレストランで、上品な飲茶の時間が楽しめます。ちなみに、「添好運(ティム・ホー・ワン)」の料理長は元「龍景軒(ロンキンヒン)」の点心担当だったそう。どちらも味はお墨付きです。飲茶については記事「香港で飲茶ならここ! 現地在住ガイドのおすすめ8店」もご覧ください。14:00~17:00 買い物三昧?それともビーチでのんびり?
ここから、香港島の楽しみ方に選択肢を設けましょう。選択肢その1はショッピング。香港島の裏側にあるアプレイチャウというエリアにはアウトレットビル「HORISEN PLAZA」があり、ひとつのビル内に数多くのブランドがコンパクトにまとまっていて、時間がない人でも回りやすいのが特長。値引率は50%は当たり前、80%や90%なんていうものも! 旧正月前のセール期間であれば、中環(セントラル)のIFCモールなどショッピングモールでも十分値引きがされますが、そのシーズン以外にお値打ちにお買い物を楽しみたいならオススメです。
選択肢その2は、こちらも香港島の裏側、赤柱(スタンレー)。このエリアの特徴は海辺でのんびりできるといったところ。歴史的建造物のマレーハウスや、海辺のマーケット、ビーチなど、海辺ならではのゆったりした時間を過ごして。西の空が夕日に染まるくらいにはタクシーかバスに乗って、再び中環(セントラル)へ向かいます。これだけ別世界を感じられる場所が都心から車で15~20分というから驚きです。
18:00~20:00 モダン・チャイニーズなディナーを
香港島、特に中環(セントラル)にあるレストランの特徴のひとつとして、モダンな要素を兼ね備えていることが挙げられます。それは中華料理もしかり。香港最後の夜は、国際都市・香港ならではのモダンな中華を堪能してはいかが?イチオシは「Happy Paradise」。2017年のアジア最優秀女性シェフ賞に輝いたメイ・チョウ氏による、伝統の調理技法を大切にしながらモダンにアレンジした広東料理はどれも圧倒されるビジュアルとおいしさです。Happy Paradiseについては記事「夏の香港観光 インスタ映えするスポット&グルメ」で詳しく紹介しています。
20:00~21:00 100万ドルの夜景に乾杯
「100万ドルの夜景」として名高い、ビクトリア・ピークからの眺望は必ず一度は見たいところ。中環(セントラル)から「15C」と書かれたオープントップバスに乗り、ピーク・トラムに乗り換えて、山頂へと向かいます。ビクトリア・ピークには、展望台はもちろん、レストランやショッピングモール、エンタメ施設も充実しています。 最後の夜はビクトリア・ピークで締めるのもいいですが、余力があれば山を下って、また中環(セントラル)へ行くのもおすすめ。SOHOエリアやビクトリア・ハーバー近くには、お洒落で洗練されたバーがいっぱいなので、夜風に吹かれて摩天楼群を見ながら乾杯というのもオツ。広めのテラスで解放的に夜景を楽しめるおしゃれなお店「SEVVA」では、ちょっぴりセレブな気分に浸れます。また、エネルギッシュな香港らしく、ワイワイ楽しみたいなら、バーやクラブが集まる蘭桂坊(ランカイフォン)で飲んだり踊ったりするのもオススメです。SEVVAをはじめ、ナイトスポットのおすすめは、記事「眠らない街、香港のナイトスポット」でご紹介しています。
3日目:出発ギリギリまで街を楽しむ!
帰りのフライトチェックインは2時間前が理想。通常空港で行わなければならないチェックインですが、香港ではインタウンチェックイン、つまり主要駅である香港駅と九龍駅での手続きが可能です(航空会社によっては駅でチェックインできないこともあります。予め調べておきましょう)。先にチェックインして荷物を預けてしまえば、あとは指定時刻にゲートに向かうだけ。空港まではエアポートエクスプレスで香港駅からでも25分ほどなので、ゲート集合時間の1時間前に駅を出ても間に合います。(航空会社によってはゲートが遠いので、もっと余裕を見る必要があります。事前に確認を)
香港駅も九龍駅も大型ショッピングモールに連結しているので、ギリギリまでショッピングやグルメを満喫してくださいね!
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