コラーゲンは単品ではなく組み合わせて摂る
しかし、コラーゲンは単体で摂ってもあまり意味がありません。その他の栄養成分と結びついて初めて、体の健康や美肌に役立つのです。例えば、コラーゲンの合成を助けるビタミンCなどがよく挙げられますが、そもそものところで、身体の基本となるたんぱく質が足りていなければ、どんなにたくさんの量を摂ったとしても、うまく作用しないのです。
重要なのは組み合わせ方!
ちなみに、たんぱく質をサプリメントで摂取したい場合は、「プロテイン」で摂ることができます。プロテインはもともとギリシャ語で、“一番大切な物”という意味。基本となるたんぱく質を意識して十分に摂り、その上でコラーゲンやビタミンCの摂取を検討してみましょう。
定番成分「プラセンタ」は大人向け?
近年定番化した美肌成分といえば、プラセンタ。母親と赤ちゃんをつないでいる「胎盤」を意味しています。プラセンタは主にアンチエイジングに効果的として、美容サプリメント成分の中でも1位、2位を争う人気を誇っています。胎盤は細胞分裂を促進させる成長因子、それにアミノ酸など、新陳代謝を活発にさせるための成分が多く含んでいます。ゆえに、エイジングケアに効果的なのですが、子どもが摂る分には問題ないのでしょうか?
豚に馬・・・種類もさまざま
プラセンタは、そもそも赤ちゃんを成長させるためのもの。子どもがプラセンタを摂ったところで害を及ぼすわけではないと思われますが、「プラセンタ成分が子どもに早すぎる性発達を促す」という、アメリカ合衆国の小児科が発表した気になる論文も存在しています。そういう意味でも、プラセンタサプリは大人向けと取ることができそうです。
プラセンタに限った事ではありませんが、大人が摂る量を必須の摂取量だと考えず、子どもに与えるときは、半分に割って少なめの量にするなどの対応が必要です。
大人に必要な成分はサプリで補給
いかがでしたか? サプリメントは「補う」という意味があるように、特に美容に関する成分は、代謝が低下したり、体内での生成量が足りていない成人が摂るために作られているケースが多いもの。食生活が乱れがちな現代人にとって、サプリメントは強い味方です。自分にとって足りていない成分を補給する目的で、必要に応じて選んでみてくださいね。
【参考】
エストロゲンもしくはプラセンタを含むヘアケア製品の使用は子供に早過ぎる性発達をもたらす - アメリカ合衆国 ブルック陸軍医療センター小児科