副乳とは? 原因・できる位置・腫れた時の対処法を解説
副乳はこの線上にできやすい
これは生まれつき赤ちゃんの時からのものであり、そのうち乳頭だけが存在するものは「副乳頭(多乳頭症)」、乳腺組織が存在するものを「副乳腺(多乳房症)」と呼びます。
動物の哺乳類は沢山の子供を出産するの で、沢山の乳頭があります。代表例が犬や猫になります。簡単に言えば、そのMILK LINE(ミルクライン)の名残だと思えば分かりやすいでしょう。
副乳は妊娠すると色が濃くなり気が付く
副乳は妊娠すると気づく人が多い
副乳が乳房の下にある人もいます
また乳腺組織がある「副乳腺」は、正常乳腺と同様でホルモン分泌に反応するため、女性では生理前のホルモン分泌の多い時期(黄体期)に副乳腺が晴れてきたり痛みを伴うことが稀にあります。また授乳期にも正常乳腺同様、副乳腺も成長するので母乳が出てくる産後3~4目頃からゴルフボールのようなシコリになり腫れることがあります。
乳口がないので乳汁が出ないのが一般的です。
副乳の手当や対処法には保冷剤が大活躍
産後おっぱいが張ってくると副乳も乳腺がはるので脇のしこった違和感を覚えます。熱く感じる方もいるようです。このような場合は、局所を冷却し炎症をおさえることで少しずつおさまってきます。 保冷剤をガーゼで包み、冷湿布をします。これを何回か繰り返すと張れも引きしぼむような形になります。熱感がある場合はペパーミントの精油を入れたおしぼりを作り、適宜交換するとかなり楽になるでしょう。洗面器1杯の水にペパーミントの精油を5~6滴垂らし、おしぼりを数本入れて搾りジップロックで冷蔵庫で保存します。
乳頭がないけど、脇がしこる または大きさが異常に大きいようで心配の場合は産婦人科あるいは乳腺外科を受診しましょう。
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