バレエのアッサンブレとは?
アッサンブレは片足跳び両足着地のジャンプです。とても種類が多いジャンプです。アッサンブレ攻略にお役立てください。
アッサンブレは 「集める」 という意味です。アッサンブレは、両足5番プリエから片足を床を滑りながら出し、バットマン・タンデュ・ジュテの要領で勢いよく床から離すと同時に軸足でジャンプし、着地する直前に両足を集めて5番プリエに着地する動きです。
アッサンブレは足が入れ替わるものもありますし、入れ替わらないものもあります。足は横・前・後ろとすべての方向に出す事が出来ます。移動するものもありますし、移動しないものもあります。とても種類が多いジャンプなのです。
横のアッサンブレ
一番オーソドックスなアッサンブレです。動足を横に出します。5番の後ろにあった足が前に入れ替わるアッサンブレを、アッサンブレ・ドゥシューと言います。ドゥシューは 「上に」 という意味です。反対にアッサンブレ・ドゥスーは5番の前にあった足が後ろに入れ替わるアッサンブレです。ドゥスーは 「下に」 という意味です。
前後のアッサンブレ
動足を前か後ろに投げ出して行うアッサンブレです。足を入れ替えることは出来ませんね。移動するアッサンブレ
アッサンブレのジャンプで移動しながら行います。アッサンブレ・ポーテと言います。ポーテは 「運ぶ」 という意味です。文字通り、上半身を運んで行います。前・横・後ろの全ての方向に移動する事が出来ます。打つアッサンブレ
アッサンブレ・バチュと言います。バチュは 「打つ」 という意味です。通常のアッサンブレに加え、着地する直前に足を打ちます。横のアッサンブレ、右足前5番の場合で考えて見ましょう。後ろの足が横に出て、着地の直前に後ろに入れて、両足を打って、後ろにあった足が前になって着地します。言葉にすると複雑ですねが、アッサンブレとロワイヤルが合わさったような動きです。
アッサンブレのコツ
とにかく動足で床を滑らすこと。これに限ります。プリエをしながら、動足を滑らすためには、足裏でしっかりと床を感じている必要があります。足裏で床を押す感覚です。これさえしっかり出来ていれば、踏み切りは簡単に出来ます。アッサンブレがシソンヌのようになってしまう場合、必ずと言っていいほど、動足で床を滑らせていません。これがシソンヌになってしまう原因です。アッサンブレは着地よりも踏切が肝心です。踏み切りを少し重くして、空中で軽やかに、が理想です。空中では、動足は投げ出した方向の45度を保ち、軸足は真下に伸ばします。この形をキープするためにも、普段のレッスンでバットマン・タンデュ・ジュテの動かし方をマスターしましょう。
着地はとにかく床に吸い込まれるように、やわらかくランディングしてください。着地の手前で両足を集めるのをお忘れなく。
これでアッサンブレ攻略は万全ですね。みなさんのアッサンブレが、よりいっそう美しくなることを願います!
【関連記事】