これからはGIVE&GIVEが成功する時代になることでしょう
この本では、人間のタイプを3つに分けています。
・ギバー(人に惜しみなく与える人)
・テイカ―(真っ先に自分の利益を優先させる人)
・マッチャー(損得のバランスを考える人)
と捉えており、これからはギバーが成功する時代になると提言しています。
ガイドの私も15年以上前から、個の自立と連帯から形成されるネットワーク社会になると考えておりました。GIVE(直ぐの見返りを期待しないで出し惜しみなく発信する人)は結果的に価値の高い人になろうかと思います。Googleをイメージして下さい。フリーで世界中の様々な情報をピックアップできます。Googleのような人がこれからは求められるのです。
「等価交換」から「贈与循環」へ
GIVE&TAKEという言葉のニュアンスとして、”これだけ与えればこれだけ得られる”という等価交換モデルに近いイメージです。この本ではマッチャーが該当するでしょう。今やネットワークで繋がっている時代、その特性を活かした考え方が求められます。それはGIVE&GIVEです。出し惜しみなく与え続けるということです。贈与循環モデルに近いイメージです。「情けは人の為ならず」という諺と一致するでしょう。今日のようなインターネット時代、ビジネスモデルを考えると、コストに関しては原価を積み上げるという今までの概念を捨て、まずはフリー(無料)でより多くの人を囲い込めるかということです。
象徴例として、インスタントメッセンジャーであるLINEは既に5億人のユーザーになったとのことですが、プラットフォームが整いこれから諸々のマーケティング展開をしていくことでしょう。短期的な利益を考えず、直ぐの見返りを期待しないことです。数年間の赤字を惜しまず、まずはプラットフォーム化することに徹することがビジネスの世界でも求められています。