四川でシェアNo1の黒酢「保寧酢(バオリンツー)」
中国四大酢の一つ「保寧酢」
- 四川省ラン中の「保寧醋(バオニンツゥー)」
- 山西省の「山西老陳醋(シャンシーラオチェンツゥー)」
- 江蘇省鎮江市の「鎮江香醋(ジェンジャンシャンツゥー)」
- 福建省永春県の「永春老醋(ヨンチュンラオツゥー)」
黒酢を足した足湯「醋泡脚」
中国では足湯をする習慣がありますが、ラン中ではなんと黒酢を入れるのです。さすが、黒酢の街!なお、黒酢店では年代物の黒酢をいろいろ試飲できますので、ぜひ試してみてください。
保寧醋公式サイト(中国語):www.baoningcu.com/
ラン中は清朝時代の都をそのまま保存している街として、中国四大古城にもなっている古き街。張飛が祀られている張飛廟など見どころも多い場所です。詳しくは中国四大古城「ラン中」を参照ください。
お茶発祥の地、四川で飲まれているお茶とは?
成都市内の300年の歴史がある茶館「陝西会館」
知っていますか?世界で初めて人によって育てられた茶樹は、今もなお、成都から約120キロ離れた雅安市名山県の蒙山にあるということを。
世界中で飲まれているお茶の原点はここ四川省と言われています。中でも四川省の省都「成都(チェンドゥー)」の茶館の数は非常に多いことから
と称されるほど。四川茶館甲天下、成都茶館甲四川(四川の茶館は天下一、成都の茶館は四川一)
中国茶といえば、日本人が最初にイメージするのは「烏龍茶」ではないでしょうか?これは1970年代、台湾で烏龍茶ブームが起き、香りが強い凍頂烏龍茶が大量に生産され、その影響が日本に伝わったためといわれています。
四川省峨眉山でとれる「竹葉青」。上海市を解放した陳毅元帥が名付け親。
- 茶葉が立ち非常にキレイな緑茶「竹葉青(ジューイエチン)」
- 庶民に愛される緑茶「毛峰(マオフォン)」
- 新鮮なジャスミンを緑茶の茶葉の下にしき、ゆっくり燻して作る「花毛峰(ホァーマオフォン)」
高級白酒の代名詞「五粮液(ウーリャンイエ)」の酒蔵がある四川
五粮液工場内には大きなボトルがある
四川省の水はお酒造りに適していることから、多くの有名酒蔵があり、一番有名なのは高級白酒の代表格「五粮液(ウーリャンイェ)」です。
トウモロコシ、米、コウリャン、糯米、蕎麦の5つの穀物を原料として作ることから「五粮液」と呼ばれている、中国を代表する名酒です。なんと1000年前の宋の時代からこの配合で作られ、現代まで受け継がれています。途方もなく長い歴史を持っている白酒です。
宜賓郊外には広大な五粮液の工場がある
五粮液の生産拠点は四川省南部の「宜賓(イービン)」。宜賓市内からタクシーで10分ほど進むと巨大な五粮液の生産工場があります。施設内は専用バスとタクシーが走っていて、施設自体が一つの街のようになっています。もちろん観光可能です。
なお、四川では、この五粮液を含めた5つの人気銘柄を「5つの金花」といいます。どれもオススメの銘柄なので、お酒好きの方はぜひ、試してみてはいかがでしょうか?
- 五粮液 (宜賓) ウーリャンイェ( イービン )
- 剣南春 (綿竹) ジェンナンチュン( ミェンジュー )
- 瀘州特曲 (瀘州) ルージョウタチュィー( ルージョウ )
- 全興大曲 (成都) チュェンシン ダチュィー( チェンドゥー )
- 郎酒 (古藺県) ランジュウ( グーリンシェン )