「天府之国」と呼ばれる四川省の省都「成都」の歩き方

成都(チョンドゥー)は、中国大陸の中心に位置する四川省の省都。内陸にあるにもかかわらず、温暖で肥沃な土地のお陰でたくさんの作物が収穫できることから、「天府之国(物産の豊かな土地)」と呼ばれています。
四川省の位置

四川省の省都「成都」は中国の中心に位置します


かの有名な「HERO」、「LOVERS」の映画監督「張芸謀(チャン・イーモウ)」氏は成都を訪れた際、こんな言葉を残しました。
「成都、一度来たら離れたくない街」
その魅力はいったいなんなのでしょうか?

カンフーパンダの主人公「ポー」は成都パンダ基地にいる?

世界中で愛されているパンダの故郷は四川だということをご存知ですか?

パンダは、主に四川省、陝西省、甘粛省の山に生息していると言われており、中でも四川省で一番多く発見されています。パンダ保護施設まであるほど!

成都パンダ基地

日本のパンダの多くは四川省から来ています


パンダに会いにいくなら、郊外にある成都パンダ基地がオススメ。パンダの保護活動で有名な黒柳徹子さんも度々訪れている場所です。

ディズニーが作った映画「カンフーパンダ」の主人公「ポー」は、中国語で「阿宝 (アーバオ) 」と言い、成都パンダ基地にいる「阿宝」がモデルになったと言われています。またパンダだけではなく、珍しいレッサーパンダもたくさんいて、かわいくのんびりした動きをみていると心が和みます。

パンダが活発に活動するのは午前中です。早起きしてでかけましょう。
成都パンダ基地は市内からタクシーで約20分。

成都パンダ基地(成都大熊猫繁育研究基地)

三国志の聖地、「劉備と諸葛孔明」が眠る武侯祠

三国志ファンや歴史好きの方にぜひ訪れてほしい場所、それが街の中心にある
桃源の誓い

劉備、関羽、張飛の「桃源の誓い」

「武侯祠(ウーホウツー)」。こちらには劉備の墓があり、諸葛孔明も祀られています。

三国志は中国語で「三国演義」と言い、英雄がたくさん現れ、「蜀(しょく)」「魏(ぎ)」「呉(ご)」の三国が覇を争った三国時代(西暦約180年~280年)の話です。日本では、ゲーム、小説、アニメなどいろいろな形で三国志が広く紹介されました。

そんな三国が覇を争った舞台の一つ「蜀(しょく)」の当時の都が成都なのです。
そんな蜀を作った劉備の墓は円形の古墳の様になっており、ゆっくりと歩いて回ることができます。三国志の雄大な歴史を肌で感じることのできる旅のハイライトです。
武侯祠

武侯祠(ウーホウツー)、三国志博物館もあります

武侯祠(チケット60元)

本場の四川料理はココが違う!

2010年、成都はアジア初となる「ユネスコグルメ都市」に選出され、名実ともに世界に誇る美食都市としての地位を得ました。中国人の間では成都は「美食の街」として昔から有名で、観光そっちのけで、成都に食い倒れの旅に来る人もいるほど。
陳麻婆豆腐

日本に支店もある陳麻婆豆腐

四川料理と言えば、「辣(ラー)=辛い」、「麻(マー)=しびれる」の味付けが特徴で、「麻婆豆腐」、「坦々麺」、「火鍋」、「回鍋肉」、「棒棒鶏」など日本人にもなじみがある料理が沢山あります。日本にも多くの四川料理屋がありますが、やはり日本人向けにアレンジした優しい味付けです。ここ成都では日本人向けにアレンジしていない、本当の四川料理を思う存分、しかも非常にリーズナブルに味わえます。
坦々麺

成都名物の「坦々麺」、本場は汁なしです

唐辛子と花椒(山椒の実の一種)をふんだんにつかい、ラー油たっぷりの四川料理は、見るものを圧倒し、刺激的でとてもユニークです。ただし、初めての人には刺激的すぎるかもしれませんので、お腹の具合と相談して食べましょう。もちろん、辛い料理だけではなく、優しい味付けの料理もたくさんあります。