米の上に描く世界最小のアート「米上刻字(ミーシャンカァーズ)」

米の上に描く「米上刻字」

米上刻字を描く「朱仕シン」氏
先生の名は「朱仕シン(ジューシーシン)」。「米上刻字」を描く巨匠に弟子入りし、10数年。一生を米上刻字の貢献に捧げるという意思のもと、今も多くの作品を作られています。数十元から購入が可能です。熟練した手は、機械よりも精密になる
たまごの殻の上に中国を描くエッグアート「蛋殻画(ダンカァーホァ)」

たまごの殻の上に中国を描く「蛋殻画」

蛋殻画家「陶蓉」氏
先生の名は陶蓉(タオロン)。蛋殻画に携わり20年。今まで多くのメディアに素材を提供し、また取材も数多く受け、国内外から高い評価を得ている四川省工芸美術家。数十元から購入が可能です。中国最高国家行政機関・国務院から度々、要請をうける実力派
なつかしい四川の風習を描く「民俗画(ミンスーホァ)」

なつかしい四川の風習を描く「民俗画」

民俗画家「陳雪梅」氏
やさしいオーラが漂う「陳雪梅(チェンシュエメイ)」氏。民俗画美術家。幼い頃から書画が好きで、民俗画に携わり10数年。民俗画の師匠に弟子入り、昔ながらの成都民俗風情を表現した作品を多く作る。民俗画は特に香港、マカオ、東南アジアで人気とのこと。扇子は数元ぐらいから購入が可能です。温かい成都の民俗風情を表現する
成都で大成功したイトーヨーカドーで四川の特産品を買う

イトーヨーカドーは成都には6店舗ある
成都人なら誰でも一度は行ったことがある場所、それが「伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)」です。
1997年、第一店舗となる春熙路をオープンさせ、2003年には双南店をオープン。現在、成都市内には6店舗あります。日本のイトーヨーカドーはどちらかというとスーパーのような存在ですが、成都では総合デパートという位置付け。ちょっと高級だけど、品質もよく、なにより日本流のサービスが行き届いているのが、成都人の心をつかみました。
成都市内西部にある双南店とメインストリートにある春熙路店は、日本を含めたイトーヨーカドーグループの中で1、2の売り上げです。特に食品コーナーの品ぞろえが豊富で、いつも地元の買い物客でにぎわっています。
こんな遠いところで、孤軍奮闘し、成都人に受け入れられているイトーヨーカドーを見ると、何か日本人として、嬉しくなってしまいます。ちょっとした食料品のお土産、豆瓣醤などの調味料を買う際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
春熙路店:成都市紅星路三段大科甲巷口利都広場
双南店:成都市二環路西一段逸都路6号
四川料理の魂「豆瓣醤(ドウバンジャン)」はピー県産

成都川菜博物館で作られている豆瓣醤
「食は中国にあり、味は四川にある」と評される四川料理は、味のバリエーションが一番の特徴です。その味の要となるのが、豆瓣醤(ドウバンジャン)。地元では醤を省いて「豆瓣(ドウバン)」と言います。
※ピーは卑にこざとへん

豆瓣醤をふんだんに使って作る豆瓣魚
四川人に豆瓣醤のおすすめは?と聞くと大抵、返ってくる答えは「ピー県(ピーシェン)」です。ピー県は成都市中心部から車で約一時間の距離にある豆瓣醤の有名産地。四川省内で売られている豆瓣醤のほとんどはここピー県で作られています。

鵑城牌の「豆瓣」は人気の銘柄
※ピー県豆瓣は塩分が多い。
豆瓣醤は四川料理の魂といわれるほど、重要な調味料の一つ。お土産に本場の激辛豆瓣醤を一つ買って帰り、あの麻婆豆腐の味を再現してみるのも、旅から返ってからの楽しみです。
「麻辣(マーラー)」味の決め手、唐辛子と花椒

干海椒、キダチトウガラシがよく使われる
四川では唐辛子を生でも使いますが、通常は一旦、乾燥させてから使用します。水分が少なく保存に適していることから、一番多く使われているのが、「干海椒(ガンハイジャオ)です。四川では唐辛子のことを海椒といいます。

干朝天椒、ぷっくりとした激辛唐辛子
「干朝天椒(ガンチャオティエンジャオ)」はぷっくりとした形が特徴の唐辛子で、三つの中で一番辛いと言われています。唐辛子を一味のようにすりつぶし、粉上にしたものを「海椒面(ハイジジャオミェン)」と言います。
花椒は主に2種類あります。一番多く使われるのが、「干花椒(ガンホァージャオ)」。太陽の光で干し、キレイな赤紫色になっているものは新鮮な証です。

干花椒、太陽光で干した山椒の実
四川の中でも最も品質がよいと言われているのが、雅安市の「漢源(ハンユェン)」産とアバチベット族・チャン族自治州の「茂県(マオシェン)」産です。購入の際には産地を確認するのもお忘れなく。