「自由が丘」のイメージと実際
「自由が丘」駅は、東急東横線と東急大井町線が交差する急行停車駅である。駅周辺は「ピーコック」や「東急ストア」といったスーパーをはじめ、ファッション、雑貨などを取り扱うトレンドショップや隠れ家的なレストランなど商業施設のバランスに優れ、平日休日を問わず多くの人で賑わっている。人気沿線の中でも「住みたい街」として上位に挙がる存在だ。周辺の住宅街は、両沿線に加え、東急目黒線の駅も程近く、徒歩圏に数駅利用可能な場合が少なくない。逆にいえば、人気の「自由が丘」駅を表記する不動産物件は多く、『「自由が丘」駅最寄りの物件』なのか『「自由が丘」駅も徒歩圏の物件』なのか見分ける必要があるだろう。
さらに、自由が丘のイメージを支える閑静な街並みについても認識を深めておきたい。「自由が丘」住所の地域は、駅より北側のなだらかな南傾斜の一画のみ。道路は方角にほぼ沿う形なので、家屋は真南に向けやすい。しかもその割合のほとんどが第一種低層住居専用地域である。
「プラウド自由が丘」の立地評価
今回、自由が丘アドレスでは数年ぶりの分譲となった「プラウド自由が丘」は、その良好な景観を最大限享受できるロケーションだ。というのも、1~3丁目まである「自由が丘」のなかでも、「プラウド自由が丘」の所在する3丁目は、「建ぺい率/容積率:50%/100%」「敷地の最低限度が80平米」に指定されている区画。1丁目~2丁目の大部分が同「60%/150%」「70平米」であることから、南に広がる(界隈でもひときわ規制が厳しいがゆえの)緑豊かな住宅街を一望できる。そしてその高台のてっぺんにあたる位置である。駅からのアプローチは当然のことながら上り。11分という距離は決して短いとはいえないだろう。しかし、日々駅前で買い物をして重い荷物を提げる必要はない。現地隣の街区には「ザ・ガーデン自由が丘」(徒歩1分)が。多摩川方向に行けば「紀ノ国屋」(徒歩7分)も。目黒通り沿いの利便施設は何かと重宝するはずだ。
駒沢公園までは約1,580m、徒歩20分。その間にテニスコートなどのスポーツ施設も点在し、身体を動かすことが好きな人にとっては非常に魅力的な立地であるといえよう。
一戸建て検討者も高比率!?
建物は地上9階建て、総戸数31戸(非分譲住戸3戸含む)。全戸南向きである。2列ある中住戸は間口8.8mのワイドスパン(72.02平米)。分譲平均坪単価は@435.5万円。2014年3月に公式サイトを公開。6月上旬から予約制事前内覧会を開催、総来場数約550件。7/26~8/2まで登録を受け付け、申込即日完売した。平均年齢52.9歳、家族数平均2.4人、居住地は目黒区39%、世田谷区20%、現在の居住形態は持ち家が63%。一戸建てとの並行検討者も多かったというが、それもまた立地特性といえるだろう。
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