出しやすく、仕舞いやすい収納スペース
「パークタワーグランスカイ」モデルルーム
また、昨今注目されるアイランド型やペニンシュラ型のオープンなキッチン。コミュニケーションを図れる開放的なレイアウトは、じつは内側が丸見えになるという不利な状況をはらんでいる。急な来客時にも洗いかけの食器やゴミ箱の仕舞い方に気をつかわなくてはならないことを認識すべきである。
どんな高級なマンションであっても、ダイニングスペースにはみ出てしまった食器棚を目にする機会は思いのほか多い。動線の悪さ、狭くなったダイニング、インテリアの不統一感。最低でも、今あるモノの収まり場所があるかどうかくらいは事前に確認しておく必要がある。
住まいの性能と調理の関係
気密性や断熱性の向上により、住宅の間取りは、とくにリビングダイニングとキッチンを一体にして、大型化しやすくなった。そしてそのことが、ブルモーションの普及やシンクの静音性能を加速させるなど、キッチンから出る音の量を減らし、リビング側の人間が感じる不快さの軽減につながっている。オール電化住宅の出現も影響が大きい。例えば空気を燃やさないIHクッカーは、コンロの可能設置な場所を広範囲にした。必ずしも壁側に設置する必要がなくなったことで、同時に複数人数での加熱料理や調理中でも食べる人との会話が可能になる。
このように、快適な住まいにおけるキッチンの理想形を具体化していくためには、単にそのスペース内での効率性などを考えるのではなく、住まい全体の性能と自分と家族の生活スタイルを把握した上で、どの選択をすればトータル的に有意義な時間が過ごせるかを考える必要がある。
【フェイスブック】
高級マンション
Copyright(C)2006 MH3 Inc. All rights reserved.