友人宅をセカンドハウス化する
2つめは、実家+友人宅です。こちらも親の家から独立したいけれど、経済的にアパートやマンションを借りるのは難しい、という人が自然といきつくのが、実家と友人宅を行き来するマルチハビテーションです。友人宅は異性ではなく同性というのがポイント。また、友人宅はひとり住まいのアパートかマンションです。
どんな友人かというと、共通の友人を通して知り合ったり、セミナーや異業種交流会、おけいこや趣味のサークルなどで知り合った、共通した興味を持つもの同士。同じ業種だけれど勤める会社は別、異業種で勤める会社も別といった、利害がともなわない、つかず離れずの関係です。
仕事でいきづまったときに、お互い知恵を貸したり、手を差し伸べたり(同じ会社の同僚には言えない、頼めない、ことも結構あります)、定期的に家ノミ大会を開いたりで、多いときには、週2~3回は友人宅に泊まる、というものです。
若年未婚男性の6割、女性の半数は日常生活を同性と過ごしているそうで、特に自分の軸となる趣味やライフワークを持っている自立系女子の増加が実家と友人宅を行き来するマルチハビテーションが増える背景となっているようです。
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