紅花の花びらを乾燥させたもの。薬膳で多用される
紅花は、キク科のベニバナの花。7月ごろ、アザミに似た黄色い花を咲かせます。真っ赤な染料が採れるので、古来より染物や口紅として使われてきました。花を乾燥させたものは「紅花(こうか)」とよばれる生薬で、血行障害や婦人科系トラブルによく使われます。まさに女性の美に、身体の外からも内からも貢献してくれる食材! 種から搾った油は、紅花油としても利用されています。
シミ、そばかす撃退! 「体内美白ケア」を実現
中医学では、シミ、そばかすは血の流れが滞り、肌の新陳代謝が衰えて老廃物がたまることで出現するといわれます。血の巡りを改善する紅花は美白の強い味方です。よどんだ目元をスッキリ。「クマ消し」パワー
クマも血の巡りの悪さが原因。クマの青黒い色はまさに「よどんだ血液の色」!血液サラサラ、目もとすっきりに役立ちます。食べる温泉効果で「冷え解消」
全身に血を巡らせて身体を温める効果があります。手足が冷えるタイプにとくにおすすめです。「婦人科系トラブルに役立つ」女子のお守りフード
子宮に作用して、生理痛、生理不順、更年期障害など、血の滞りからくる女性のトラブルを改善してくれます。※ただし、妊娠中、月経過多の人は控えてください
次のページでは紅花の使い方を紹介します。