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新たなダンスの祭典『Dance New Air』スタート!(4ページ目)

2012年から続いてきたコンテンポラリー・ダンスの祭典『ダンストリエンナーレトーキョー』を引き継ぎ、新たなフェスティバル『Dance New Air - ダンスの明日』が誕生。この秋、青山エリアがダンス一色に染まります!

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド

 

山下残 東京初演作『そこに書いてある』

2002年に伊丹で初演を迎え、以来地元・京都をはじめ、イスタンブール、ボストンなど世界各地で上演を繰り返してきた山下残の代表作『そこに書いてある』。今回は韓国のアン・エスン・ダンスカンパニーとの再創作を経て、待望の東京初演を迎えます。

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会見の模様


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今回の再創作は、韓国のアン・エスン・ダンスカンパニーとのレジデンスが始まりでした。韓国のディレクターがフェスティバルに呼びたいと声をかけてくれたんですが、『そこに書いてある』は現地でしかできない大変な作品でもあるし、12年間出演している司会者役のスケジュールが埋まっていたこともあり、僕としてはできれば他の作品をと考えていたんです(笑)。先方にそう伝えたら、韓国の出演者でやって欲しいと言われ、ソウルに2ヶ月ほど滞在して再創作することになりました。

この作品は100ページほどある本をお客さんに渡して進めていくので、韓国語に翻訳するという作業がまずありました。作品としてはそれほど変わってないけれど、本の言葉が韓国語になっていることが一番大きいですね。

これまで日本語と英語でやってきたけれど、今回は日本語と韓国語と英語になってる。作中は舞台上から時々お客さんに声をかけることもあって、それが日本語だったり、韓国語だったりする。舞台と本と言葉が軸になる作品なので、言葉が違うと飛び交う空気の感じもやはり全然違うし、やっていてとても新鮮です。

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『そこに書いてある』山下残 photo: Gangdong Arts Center

 

 

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