東急田園都市線「徒歩2分」と駒沢公園
駒沢公園
専有面積は40.63平米~101.66平米と、対象ターゲットが幅広い。これは、駅近物件に多いシングルタイプを若干数含めたことが原因。南向きの大半は70~80平米台のファミリータイプで構成されている。
現地は「駒沢大学」駅の西側を南北に貫く「自由通り」をわたってすぐの場所になる。「自由通り」は駒沢公園を横切って「自由が丘」に至る道。洒落たカフェやショップはもとより自転車を利用すれば中目黒、代官山にも気軽に行ける利便の良いロケーションである。現地視察では国道246号線ならびに首都高、周囲の建物との関係性をチェックしておくとよいだろう。想定坪単価は@360万円前後。
「KANAU PLAN(カナウプラン)」
「KANAU PLAN(カナウプラン)」と命名された可動間仕切り収納のおもな特徴は4点である。まず1点目は、水回り(固定)以外の場所をすべて自由に動けるところ。可動間仕切りそのものは、他のデベロッパーがこれまで幾度もチャレンジした企画であるが、大方は(洋室1と2など)可動域が限定されているケースが多かった。スタジオタイプにして全域をフリーにする例は現実には少ないと思われるが、天井を平らにすることで自由度を高め、空間の開放性をも向上させた点は評価されるべきだろう。
2点目は、可動が容易なこと。棚底に設置されたハンドルを回せばキャスターが床面に設置し、天井との隙間が生まれ移動が可能となる。「二人での作業を推奨」(三井不動産レジデンシャル)ということは、一人でも不可能ではないと受け取れなくもない。
3点目は、収納棚のバリエーションが豊富なこと。クローク、下足入れ、シェルフ、ダブルシェルフ(正面と背面)、デスクユニット、コーナーユニット、建具ユニット(引き戸付き)と7種類のタイプから組み合わせることができる。主たる用途は収納だが、ディスプレイや居室用途を勘案しているところが良い。
4点目は、購入プロセスのなかでプロのアドバイスを受けられること。13ユニットまでが標準となるが、どのユニットを選択すればよいかの判断をコーディネーターと相談しながら決めることができる。この利点はむしろ住んでから実感できるかもしれない。
検討に際して留意点は?
逆に留意点があるとしたら、どういったところか。考えられるポイントを挙げてみよう。まずは、欲しい間取りタイプで「KANAU PLAN(カナウプラン)」が使えるかどうか。「KANAU PLAN(カナウプラン)」は、梁のないフラットな天井が条件となるため、(梁の出やすい)角住戸などには設定されていないようだ。「パークホームズ駒沢 ザ レジデンス」では50戸中15戸が「KANAU PLAN(カナウプラン)」対象住戸となる。
次に、設備。可動式家具なのでコンセントは付かない。壁側に集約させるしかないが、延長コードなどでまかなえるかどうかなどの検証は要るだろう。居室として使う期間が長いのであれば空調などもチェックしたい。
サイズも重要だ。収納はスペースの有無のみならず、入れるものとサイズがあっていなければ駄目。書籍や靴、コートといった「今、何とかしたい(変形しにくい)モノ」が思い通りにおさまるかどうか具体的に付け合わせすべきかもしれない。
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