大人からバレエを始めた生徒さんは、一人の先生に習うのがよいのか、それとも複数の先生に習うのが良いのか迷うことがあるかもしれません。バレエの実力に応じて最適な人数は異なります。

大人からバレエを始めた生徒さんは、一人の先生に習うのがよいのか、それとも複数の先生に習うのが良いのか迷うことがあるかもしれません。バレエの実力に応じて最適な人数は異なります。

大人からバレエを習い始めた大人リーナは、バレエの基礎を全く知らずにレッスンを受け始める方がほとんどだと思います。バレエの用語はフランス語だし、全く見たこともないような動きをするし、戸惑うことが沢山ありますね。また、先生の指示出しも 「引き上げて」 とか、「とにかく脚を開きましょう」 とか、未経験者にとっては具体的に何をどうしたらいいのかわからなかったり、そもそもそんなこと無理に決まっているでしょう、というようなものばかりです。しかも、先生によって指摘するポイントが違っていることも珍しくない。

そう、もうお分かりですね。そういった初心者の時期に、複数の先生に習うと、混乱が起きやすくなります。でも、お仕事の都合などでなかなか一人の先生に習う訳にはいかないということもおありかと思います。そこで一人の先生に習うのがいいのか、複数の先生に習うのがいいのか、レベルに合わせて考えてみましょう。


初心者は?

右も左もわからない子どものように、自分の順番が来ても立ち尽くしてしまう…。これが初めてバレエのレッスンを受ける方の感想ではないでしょうか?ステップ名は耳慣れないフランス語、聞いたこともないような体の使い方、足がこんがらがりそうになるような動きの数々。

そのような初めてのレッスンから何ヶ月かしたら、レッスンの雰囲気に大分慣れてくるようになります。しかし動きには慣れるけど、説明やステップ名などは頭に入りにくいものですね。そのような初心者の時期に複数の先生に習うと、説明についていけないままレッスンを受けるような状態が思いのほか長く続いてしまいます。

同じことを指示しているのに、先生によっては、その言い回しが全く違うというのがその代表例。

「ピルエットで、あの先生は腕を長く使うように、この先生は腕を小さく使うようにと指導する。一体どっちが本当なの?」

このように生徒さんにしてほしいことは同じなのに、表現が真逆で、生徒さんが混乱することがあります。

なぜこんなことが起こるのでしょう?

これは身体感覚が原因で起こります。先生は通常、自分が感じている身体感覚を言葉にします。しかし、目に見えない身体感覚を言語化することはそもそも難しいことです。どうしても表しきれない部分が残ります。初心者の生徒さんからすると、先生の言葉が頼みの綱ですが、その見えない感覚、しかもご自分では体験したことがない感覚を言葉で伝えられても生徒さんには伝わりにくいのです。

この状態は、初心者の大人リーナにとってはちんぷんかんぷんになりがち。しかも、複数の先生に習うとなると、この混乱がさらに深刻になります。これを避ける意味でも、初心者のうちは出来るだけ一人の先生に習うことをお勧めします。

体験レッスンが可能であれば、説明の伝わりやすさを意識して、複数の先生のレッスンを受けてみてください。そして、伝わってる感が強く感じられる先生の下でレッスンを続けていると、混乱少なく上達していけると思います。


初級からは二人ぐらいで!

初心者時代の不慣れな感じが大分少なくなってくる初級レベル。先生の表現方法の違いにもある程度対応できてくる時期です。かと言ってあえて増やす必要はありません。ただし、お仕事の都合などで二箇所の教室に通いたいというようなこともあるかと思います。もし増やすとすればこのレベルになってからが良いでしょう。とはいえ、体の動きと頭の理解がまだしっかりコネクトできていないのも事実。したがって大人の場合、初級レベルでは2人ぐらいの先生に留めておくことをお勧めします。


中級からは多くの先生に!

中級までくれば、頭と体のコネクトは相当しっかりしてきているはずです。ここからは更なるレベルアップを目指して、沢山の先生の多様な表現で自分を磨いてください。先生の表現方法は十人十色。沢山の表現で、今まで気づかなかった自分の欠点や注意点が見えてくることがあります。このレベルまでくれば、どの先生についても、迷うことなく突き進んでいけることでしょう。


生徒さんの実力と習う先生の数について考えてみました。参考になさって、さらなるレベルアップを目指してください!



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