ガイド:豊田さん、結構海外に行かれているので、今日はタイミングが合いましたね。このところ、各種メディアでも取り上げられていて、飛ぶ鳥を落とす勢いですね。ここ数年間のキャリアの変遷あたりからお話いただけませんか?
「ガイアの夜明け」でもユニークな新興国での研修が取り上げられました!
ガイド:実際はどうだったのですか?
豊田さん:自分の得意とするマーケティングや新規事業開発で力を発揮しようとしたところ、当時の経営状況から役員としての組織マネジメントの強化等にミッションがシフトした結果、自分が貢献でき成果が出せる部分と会社が求めている部分にギャップが生じ、比較的短期間で退社をしました。ガイド:判断が速い!やはり経営者ですね。(笑)
豊田さん:その頃から従来型の先進国を中心とした留学に加え、新興国への留学やインターンシップにニーズがシフトすると感じていました。その会社では実現できなかった新規事業を自分で立ち上げようと思い、退社と同時に今の会社を立ち上げました。その頃、今、パートナーシップを組んでいる組織人事コンサルティング会社の社長から是非とも一緒にやりましょう!と意気投合し、自分の会社を経営しつつ、海外研修担当役員として参画し、グローバル人材育成事業を立ち上げたのです。
しかしながら、事業の立ち上げは簡単なものではありません。ブランドが無い状況だったので、1年間は鳴かず飛ばずでしたね。自分の会社では大学生個人を中心に、パートナーの会社では法人企業対象に、グローバル人材育成事業を展開しました。
当時は時間が余るほどあったということもありますが、顧客層とのコネクションを広げようという思いもあって、『人事の大学』というブランドで、兎に角、週1回のペースで毎回テーマを変えつつ、無料のセミナーを行い、お名刺交換をして、データベースの充実を図り、いつでも情報をお送りできるようにしました。
1年経過すると、継続は力なりでしょうか、ユニークで実践的な研修を行っているということで、幸いにも「日経ビジネス」に記事にしていただきました。実は取材以前はまだまだ完成度の高いサービスではなかったので、この取材に合わせ、本気できちんとしたものに仕上げました。(笑)
「ミッションコンプリート」という研修ブランドですが、お蔭さまで今では大手のリーディングカンパニーでも数多く採用していただくようになりました。