ダブリンはなぜ人気の観光地なのか
ダブリンのリフィーリバーに架かるもっとも有名な橋、ハーフペニーブリッジ
アイルランドの首都ダブリンは、ヨーロッパでは人気の観光地のひとつ。アイルランドといえばのお酒関連のアトラクション、この国の歴史を語るスポットの数々、文学の国と言わしめる文豪にゆかりのあるスポットなどとにかく見どころがたくさんというこうことに加え、少し足を伸ばせばはるか遠い昔の文化を伝えるケルトの遺跡や初期キリスト教の教会群などが点在していることもその理由に挙げられるでしょう。ダブリンはいうなれば、アイルランドという小さな国のさまざまな側面をギュッと集めたような場所なのです。
それではダブリンの必見観光スポットの数々をハイライトでご紹介いたします。
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国宝、歴史的価値の高い展示をチェック
建物の下部で途切れた柱のデザインが実はレアなど、建築的見地からも楽しめる建物が多いトリニティカレッジ
ダブリンで何はなくとも訪れなくてはいけないのがトリニティカレッジ。国宝であり、世界でもっとも美しい本といわれる聖書の装飾写本「ケルズの書」、アイルランドの国章のモデルにもなったアイルランド最古のハープ「ブライアン・ボルーのハープ」、ガリバー旅行記の著者でトリニティの卒業生でもあるジョナサン・スウィフトの胸像などもこの大学に展示されています。
見どころたっぷりトリニティカレッジ>>>
トリニティカレッジの見どころ
そのほかトリニティの学生ガイドさんによるトリニティカレッジツアーも、知る人ぞ知るこの大学の歴史とアイルランドの時代の変遷を垣間みることができるのでおすすめ。現役学生さんならではの情報が満載なので、参加すればトリニティカレッジ通になれるはず。
ジュエリーショップには「タラのブローチ」のレプリカも並ぶ
ダブリンにあるナショナルミュージアムには、西暦800年ごろにつくられたとされつ精巧な細工の「タラのブローチ」なども収蔵されていますので、こちらも合わせてチェックを。純度の高い金、銀、銅、琥珀を用いたこのブローチをはじめ、アイルランドに根付いていた高度な文明を語るうえで非常に重要な品々が収蔵されているのがこのミュージアムの魅力。入場料も無料なので、予定に上手く組み込んで必ず訪れることをおすすします。
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National Museum of Ireland
住所:Kildare St. Dublin2
営業時間:10:00~17:00(日曜14:00~17:00)
休館日:月曜・祝日
入場料:無料
20世紀のアイルランド史を語るスポット
歴史が動くきっかけとなった場所中央郵便局と同じく歴史を動かしたジム・ラーキンの像
イギリスからの独立、内戦、ヨーロッパ最貧国からの異例ともいえる飛躍など、アイルランドの20世紀は変化に満ちた時代だったといえるでしょう。ダブリンにはそんなアイルランドの歴史を垣間みれるスポットが点在しています。
キルメイナムで使われていた囚人のスプーン。水牛の角製なのは攻撃に使われないようにという意図から
ダブリンの20世紀の歴史がギュッと集まったような
リトルミュージアムや、アイルランドの激動の歴史を今に伝える
キルメイナム刑務所、失敗に終わりながらもイギリスからの独立の気運を高めるきっかけになったといわれるイースター蜂起が起きた
中央郵便局など、アイルランドの歩んだ道のりを伝える場所がとにかくたくさんあります。
これらのスポットは、事前にアイルランドの歴史をざっくり知っておくだけでも理解の幅が広がるので、事前にネットやガイドブックでアイルランドの歴史を読んでおくのがおすすめ。とくに激動の20世紀は要チェックです。
アイルランドの歴史に関わるその他スポット>>>
アイルランド最大の大聖堂、セントパトリック大聖堂