みんな大好きバリーズティー

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紅茶好きが多いだけあって、紅茶関連のグッズも充実しているアイルランド

私がアイルランドで暮らし始めたときに、もっとも驚いたことのひとつが、まわりの友達の紅茶を飲む量でした。本当に、ヒマさえあれば紅茶を淹れて、大学でも授業の合間の休憩時間には当然食堂に行き、みんなでティーブレクとなるのですが、もちろんメニューはいろいろあっても、飲み物はほぼ一択かのように紅茶をオーダーするのが定番でした。

気になるのはどの紅茶がおいしいの?ということですが、アイリッシュの友人いわく、「紅茶はバリーズティーがベスト」とのこと。こちらはどんなスーパーでも必ず置いてあるといっても過言ではなく、アイルランド人が普段の暮らしの中で使うものだけを厳選して置いている小さな日用品店でも常連のアイテムです。そんな庶民のお茶「バリーズティー」の楽しみ方をご紹介します。

アイリッシュ流、バリーズティーの飲み方

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紅茶売り場でもひときわ目立つ、バリーズティーのパッケージ

バリーズティーはケニア産の紅茶をメインに使ったブレンドティー。今ではおいしい紅茶の産地として有名なケニアですが、その歴史は意外にも新しく、20世紀に入ってからといわれています。アイルランドでは1960年代にいち早く紹介され、その紅茶が今日のバリーズティーです。

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色がしっかり出たら、ミルクをたっぷり注いで

マグカップに紅茶のバッグを入れてお湯を注ぐと、ほどなくしてよい香りがただよい、あっという間にキレイな色が出るバリーズティー。アイリッシュ流の飲み方は、紅茶のバッグをカップに残したまま、冷めちゃうんじゃないの、というくらいたっぷりのミルクを注いでいただきます。ミルクティーに紅茶の色がふたたびしっかりついたら、お好みのタイミングで、スプーンやブレンダーを使って茶葉をカップのへりにおしつけてギュッと絞ってから取り出します。しっかり味の出た紅茶は、朝のティータイムに、お昼のサンドウィッチや午後の休憩にと、ひっきりなしに楽しまれています。

日本人のお土産にもぴったりのその理由とは

アイルランドの軟水に合うバリーズティーですが、硬水の国が多いヨーロッパからの留学生がバリーズティーを家族へのお土産にした場合、「まずくて飲めない」と不評だった、というのはわりとよく聞く話です。この点、日本は軟水なので、安心してお土産にすることができます。

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リーズナブルなのにおいしいことから、アイルランドの家庭の定番に

どのスーパーでも必ず置いているバリーズティー。サイズもかなり小さなものから、中くらいのサイズ、お徳用サイズまで、バリエーション豊かに揃っています。お土産にするのに味を確かめてからにしたいという方は、一番小さいサイズを買ってホテルのお部屋で味わってみるのもおすすめです。小ぶりなサイズなら2ユーロ程度とかなりリーズナブルなのも嬉しいのではないでしょうか。

箱を開けてからびっくりされる方がいるかもしれませんが、こちらお茶のバッグが小分けの紙の袋に入っているわけではなく、箱にそのまま入っており、バッグをカップから引き上げる糸もついていません。一説によると、ポットで紅茶を入れる時に邪魔にならないように、ということらしいのですが、私はアイルランドの家庭でポットでお茶を出されたことは一度もありません(笑)。大きめのマグカップにティーバッグが浮かんだ状態でテーブルに置かれ、好き好きにミルクを入れ、お好みのタイミングでスプーンですくって茶葉を取り出すというのが一般的です。こんな紅茶のバッグの仕様にも、気取らないアイルランドの暮らしが現れているように思います。

紅茶の大好きなアイルランド人が太鼓判を押すバリーズティー。お土産にして、旅行後にもアイルランドの味を家庭で楽しんでみてはいかがでしょう。


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