びっくり! 物価の高いノルウェーの消費税は25%
「世界一物価の高い国」世界ランキングの常連国であるノルウェー。一体どれくらい高いのでしょう?
ノルウェー外務省発行「ノルウェーデータ2015」によると、全産業における労働者の平均月間給与(2014年)は、男性4万4900ノルウェークローネ(55万)、女性3万8800ノルウェークローネ(48万円)。個人の所得税は、ケースバイケースですが、富裕税を入れると、27~50%代にも!
そんな高い税率や石油による産業発展に支えられ、ノルウェーは高福祉制度社会として世界的にも有名です。学費は事実上無料、医療費も通常の診察費は年間自己負担額を超えると無料、入院や出産における医療費も事実上全て無料となります(ただし歯科診療は保険が効かず、一部対象者を除いて全自己負担)。
居住者は社会福祉の恩恵を体感できるので、税率が高くとも、国民の満足度は高いといえます。しかし、短期間滞在の旅行者のお財布にとってはつらいところです。節約派は、旅行中は空港内の免税店、タックスフリー制度(免税払い戻し)を採用しているお店、またお得な観光割引カード(有料)をぜひ利用してみましょう。
世界のビックマック価格ランキング、ノルウェーは堂々1位
イギリスのエコノミスト誌による世界各国の購買力を比較する「ビッグマック指数」の2016年度版では、ノルウェーは3位。31位の日本がビックマック1個当たり318円に対し、ノルウェーは619円という旅行者泣かせのお値段でした。「世界一物価の高い都市」ランキング常連国のノルウェー
数々の国際的な物価調査でトップランキング常連国・都市であるノルウェー・オスロ。2~3年前と比較すると、順位を下げており、旅行者にとっては以前より消費がしやすくなっています。Glassdoor Economic Researchの2014年度発表の調査によると、オスロは「生活費の高い国」第4位。スイスの銀行大手UBSによる2015年度の調査でも、「物価が世界で最も高い都市」でオスロが4位。世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」による「旅行者物価指数(トリップインデックス)」では、2013年は最も高い旅先1位にオスロが選ばれましたが、2015年は東京が7位、オスロはトップ10から外れました。実際はどれくらい高いのか、ビール1杯の料金や観光スポットの入場料などを見てみましょう。