フェルトを使った丸椅子カバーの作り方
 
カバーを替えてイメージチェンジ
小さくて便利な丸椅子、子供用やディスプレイ用にも活躍しますので持っている方も多いですね。座面の傷みや座った時のひんやり感が気になる時、カバーをかぶせてみましょう。フェルトで簡単にできる方法をご紹介します。
![我が家の丸椅子]() 
我が家の丸椅子
我が家の丸椅子は木でできた年季の入ったもの。白くペイントしてあります。座面の大きさは約30cmです。今回はこの椅子にカバーを付けます。
 
 
丸椅子カバーの材料
![材料]() 
材料
- 大きいサイズのフェルト(今回は100均で買える60cm×70cmの洗えるタイプ) 1枚
- 綿コード 120cm
- コードストッパー 1個
- 飾りのモチーフ
丸椅子カバーの作り方
1. フェルトの端から約2cm幅を長く切り出します。
![端から切り出す]() 
端から切り出す
2. さらにそれを長さ5cm程度にカットしたものを16から20枚作ります。これが紐通しになります。
![5cm前後の長さでたくさん作る]() 
5cm前後の長さでたくさん作る
3. フェルトを広げた上に椅子を逆さにして載せ、座面の大きさを確認します。そのまま座面の縁から5cmほど離れた位置でカットします。
![座面の型をとる]() 
座面の型をとる
このようになります。座面に沿ってチャコペンでしるしを付けてから、椅子をよけてカットすると切りやすいです。
![5cm大きめにカット]() 
5cm大きめにカット
4. 円く切ったフェルトの縁に沿って、紐通しを中心に向かって縦に置き、ぐるっと均等に並べます。この写真では16枚の紐通しを使っていますが、もっと多くても構いません。多いほうがきれいに仕上がります。
![紐通しを並べる]() 
紐通しを並べる
5.紐通しの上下を縫います。青い線で示したように、ミシンで続けて縫うと早くできます。
![紐通しの上下を縫う]() 
紐通しの上下を縫う
6. 裏返して表になる面に飾りのモチーフを付けます。
![表面に飾りを縫い付ける]() 
表面に飾りを縫い付ける
あとは紐を通すだけです!
7. 全ての紐通しに綿コードを続けて通していきます。
![紐を通す]() 
紐を通す
8. 綿コードの両端をコードストッパーに通します。このとき、紐の端にテープを巻いて細くするとやりやすいです。※コードストッパーについては記事の最後も参考にしてください。
![紐の先にストッパーを付ける]() 
紐の先にストッパーを付ける
9.椅子にかぶせて、紐をぎゅっと絞ってください。コードストッパーが付いていることで様子を見ながらきれいに絞ることができます。
![椅子にかぶせて絞る]() 
椅子にかぶせて絞る
10. ひっくり返して後ろからも紐を引き、周囲を手で馴染ませてフィットさせてください。また、赤丸で示したように紐の先がコードストッパーから抜け落ちないよう、結んでおくと安心です。椅子の脚の位置がもっと外側に付いているタイプもありますが、紐を絞ることで大抵の丸椅子に対応できます。
![底面から見ると]() 
底面から見ると
11. できあがり! ポリエステル素材のフェルトはさらっとしていますので年中使えます。秋冬用のカバーには、フリース素材で作るのもお勧めですよ!
![できあがり]() 
できあがり
コードストッパーについて
![衣類にもよく使われるコードストッパー]() 
衣類にもよく使われるコードストッパー
今回使ったコードストッパーは、絞った位置で固定するためのものです。バネが入っていて、押すと穴が開き、手を離すと穴が閉まって紐を固定します。パーカーなどの衣類や巾着袋によく使われるもので、一つ穴、二つ穴タイプがあります。
もし、コードストッパーを使用しないで今回のカバーを作る場合は、絞った状態で椅子の足に綿コードの端を結んでしまって固定する方法でも良いですね。
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