採用・増員のタイミング
会社の体力と必要とする戦力。2つの要素を考慮して人員計画を立てよう
2つ目は、仕事を遂行する上で必要な戦力はどのくらいかです。例えば、飲食業など、多くの人員が必要となる業種では、当初からの人員採用を計画するケースが多いでしょう。一方、当初から多くの人員を必要としない業種では、売上が順調に上がり経営が安定するタイミングを見計らいながら、徐々に増員するイメージとなります。その間は、役員や外注だけで仕事を廻していく感じとなりますね。
会社を拡大していきたいのか、事業主や役員などの少人数だけで運営していきたいのかなど、目指している経営スタイルによっても差が出ます。じっくりと総合的に判断していていきましょう。
待遇条件を検討する
増員する人員について、以下のようなことも想定しておく必要があります。■どのような雇用形態にするか
パート、アルバイト、契約社員、正社員、取締役などの役員かなど。
■給与体系はどうするか
月あたりの給与金額としていくらを想定するか。月給か時給か。役職手当、住宅手当、家族手当などの手当はどうするかなど。
■労働日数、労働時間
月あたりまたは週あたり何日間の出勤か。1日あたり何時間労働か。残業や休日出勤はあるかないかなど。
■賞与、退職金
賞与や退職金を支給するか、そのタイミングと支給金額の水準はどのくらいにするかなど。
これらについては、採用したい人物像の労働市場での給与水準、人件費としての負担できる金額、採算ライン、従業員のモチベーションや生活保障など、総合的に考慮して検討します。