バルセロナの美術館

フィゲラス

フィゲラスにあるダリ美術館。バルセロナ市内にもダリ作品が見られる美術館がある

アントニ・ガウディの建築物で点在し、ピカソやミロが育ったアートの街バルセロナ。街には49もの美術館があり、見逃せないものが数々あります。例えば、ボルン地区にあるピカソ美術館、モンジュイックの丘にあるミロ美術館、そしてバルセロナがあるカタルーニャ州のロマネスク時代から現代に至るまでの幅広い作品が一挙に集まるカタルーニャ美術館などは、バルセロナを訪れる目的にあげる人もいるのではないでしょうか。

ここではその他、隠れた見所美術館に注目したいと思います。

現代美術のメッカ、バルセロナ現代美術館

マクバ

外光がたくさん入るガラス張りの明るい美術館。絵画だけでなく彫刻やオブジェ、写真などの展示も

MCBA(マクバ)の愛称で親しまれる、バルセロナで最も大きいコンテンポラリーアートの美術館。アメリカの有名建築家リチャード・マイヤーが設計し、1991年から1995年にかけて建てられたモダンな外観も、バルセロナを代表する現代建築物として知られています。1950年から80年代を中心とした地元、南米、北アフリカのアーティストの作品が並びます。バルセロナの人種のるつぼと言われるラバル地区の観光名所で、美術館前の広場にはスケーターなどが集う憩いの場となっています。併設するミュージアムショップにはお洒落で気の利いたグッズが多いので、お土産探しにもおすすめ。

<DATA>
Museu d'art contemporani de Barcelona(バルセロナ現代美術館)
住所:Plaça de Àngels 1Barcelona
TEL:(34) 93 412 0810(34) 93 412 0810
休館日:祝日でない火曜
開館時間:11:00~19:30(月曜~金曜)10:00~21:00(土曜)10:00~15:00(日曜)
入館料:10ユーロ


不思議な外観も印象的!アントニ・タピエス

タピエス

館内には現代美術の図書館もある。内観はただ作品が並ぶだけでなく雰囲気も素敵

2012年に亡くなったバルセロナ出身の画家、彫刻家、アントニ・タピエスの美術館も見逃せません。20世紀のスペインを代表するコンテンポラリーアーティスト。タピエスはバルセロナの政治家の家に生まれ、ニーチェの思想やワーグナーの音楽、仏教などに影響を受けつつもバルセロナのあるカタルーニャ州の文化を愛した人。美術館には、どこかユーモラスで不思議なオブジェや壁画などが並びます。その魅力的な作品群は、建物の外観からも想像できるでしょう。アントニ・ガウディなどと共に活躍したモデル二スモ建築家のリュイス・ドメネク・イ・モンタネールが設計したレンガ造りの建物に、アントニ・タピエスが「雲と椅子」という針金の作品を屋上に掲げています。建物は市の歴史建築物に認定されているので、館内に入らなくても外観だけでも見る価値ありでしょう。

<DATA>
Fundación Antoni Tàpies(アントニ・タピエス美術館)
住所:Aragó 255 Barcelona
TEL:(34)93 487 0315
休館日:月曜、12月25日、1月6日
開館時間:10:00~19:00
入館料:7ユーロ

ダリ作品が市内で見られる、バルセロナ・ダリ美術館

ダリバルセロナ

作品の展示にあたってダリ側と訴訟問題もあり、あまり公には知られていない穴場美術館

ダリの美術館は、フィゲラスというバルセロナの隣県ジローナ郊外の小さな街にあります。バルセロナから日帰りで人気のコースではありますが、丸1日かかってしまうので、短い滞在の場合は時間がネック。でも、なんとバルセロナ市内にダリの作品に出会える穴場の美術館があるのです。個人のコレクションによる彫刻、絵画などが約700点、小さな美術館に所狭しと並びます。またダリの隠れた素顔が垣間見られる写真も展示されています。フィゲラスの美術館に行ったことがある人も、見応え十分な美術館でしょう。美術館の目玉作品は、地下のカーテン奥にある天地創造の7日間。ダリ的な目線で、神が地球を創造した様子が鉛筆描きでサラリと描かれています。

<DATA>
■Dalí Real Círculo Artístico Barcelona(バルセロナ・ダリ美術館)
住所:Arcs 5 Barcelona
TEL:(34) 93 318 1774(34) 93 318 1774
休館日:なし
開館時間:10:00~22:00
入館料:10ユーロ
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