腸のリンパ流し「腸ドレナージュ」
腸のリンパ流しでぽっこりお腹解消
<目次>
「出口」ケアこそがスムーズな排泄には大切
食べたものは50~150時間かけ食道、胃、小腸、大腸、肛門とカラダの外に排出されます。これを高速道路に置き換えてみましょう。高速道路の「最終出口」がつまると「途中」をいくら流しても結局のところはつまってしまうというように、肛門に近いところ=「出口」ケアこそがスムーズな排泄には大切なのです。最初に「出口」からスタート
最終的には「両鎖骨下の静脈」と合流するリンパをまずは流す
大腸ならば、「あえて反時計マッサージ」を
これはそれぞれの部位でも言えることで、お通じに関連する大腸ならば出口に近いところ。つまり、肛門の手前である『S字結腸』から刺激していきます。よく腸の動きに合わせて“時計周りに”マッサージというのは聞いたことがあるかと思いますが、ここではあえてワンステップ加え、「反時計周り」に刺激してみてください。指腹で反時計周りに刺激してから、時計周りにマッサージ
2.左下腹部分、腰骨の内側あたりにある『S字結腸』からまずは「反時計周り」に刺激します。写真のように、指腹4本で同じところに垂直に圧をかけるのを3回くらい繰り返し、大腸の動きを出口に近い部分から刺激します。
3. 時計周りに同じ回数、今度は手全体を便を流れに沿って圧し出すようなイメージで大腸をマッサージします。
2のステップを加えることで、高速道路の原理と同じで、肛門に近いところが動き出すと、スムーズに動き出す(排泄できる)ものです。
「コーナーマッサージ」のすすめ
ガスやお通じがなかなか出ないという時は、以下の大腸のコーナーをそれぞれ強めにマッサージしてみてくださいね。●小腸から大腸への入口(右下腹部)
●横行結腸から下行結腸(左上脇腹あたり、肋骨下)
●大腸の最後にあたるS字結腸部分(左下腹部分、腰骨の内側あたり)
大腸を正しく刺激したいならば、おへそ周りをマッサージするのではなく、大きく円を描くように、脇腹に近いところからマッサージすると効果的です。
知らないうちにコアマッスルトレーニングも同時に!
ボディメイクはコアマッスルも大事
●大きく腹式呼吸するだけでも大腸の動きを刺激し、便の排泄に効果的
●下腹部を意識しながら「肛門をすぼめ、開く」を繰りかえす
●下半身を正面に固定し、脇腹をツイストする
「反時計周り」に刺激するという少しの手間を加えることで、個人差はありますが、スッキリと便秘解消できるかもしれません。指腹で圧を加えた際に、便秘気味の方は軽い痛みを感じる場合があります。お通じが改善するとその痛みも緩和されるのが通常ですが、激しい痛み、お通じが改善されても痛みを伴う、しこりなどの症状がある場合は、便秘以外の症状も考えられますので、必ず、専門医にご相談ください。
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