マンション購入術/マンション購入の失敗・トラブル

二重床でも上階の騒音が気になる!何故?(2ページ目)

新築マンションのパンフレットには「スラブ厚220mm、二重床、二重天井」で遮音性の高さをアピールするものが多いのですが、、、意外な落とし穴もあるのです。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

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床材と壁の間に隙間をもうけ、音を伝わりにくくする

こうした音の問題への対策は次のとおりです。

1、 コンクリートの躯体のスラブを厚くする。
(ただし、知人のマンションは220mmと厚く、これ以上更に厚くするのは超高額マンションくらいでしょう。)

2、 床材の表面をフローリングではなくカーペットや畳といった柔らかい素材にすることで、スプーンなどの小物を落とした時の音を伝わりにくくする。


3、 二重床を採用する場合は、床材と壁の間に3mm程度の隙間を設けて、下階に伝わる人の歩行などの音が伝わりにくくする。


マンション生活で一番多いのが音のトラブルです。新築マンションのパンフレットには「スラブ厚220mm、二重床、二重天井」で遮音性の高さをアピールするものが多いのですが、今回のように意外な落とし穴もあるのです。より細心のチェックで音の問題をクリアしましょう。

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