外反母趾とは
一般的に親指が人差し指側に曲がる状態を言います。原因としては、足裏のアーチの乱れが一番多く、足裏のアーチの乱れの原因は先天性によるものと、後天性のものがあります。
先天性のものとは、遺伝があげられます。もともと偏平足や凹足、またはお母様、お婆様が外反母趾であるなどです。
後天性なものとしては靴によるもので、合わない靴、ヒールが高い靴など、そして歩き方や生活習慣なども影響しています。
先天的にアーチが乱れやすい方は靴などの負担で外反母趾になりやすかったり、全くヒールのある靴など履いた事がなくても外反母趾になられる方がいます。
ですから、男性でも外反母趾の方はいらっしゃいます。
逆に先天的に足裏のアーチがしっかりしていらっしゃる方は、高いヒールの靴を履いても全く外反母趾にならない方もいらっしゃいます。
よって原因は、足裏のアーチの乱れ、靴、歩き方、日常の生活習慣、そして先天的な影響またはまれに病的な影響といったものになります。
参考:足・脚のトラブルは「足裏のアーチ」の崩れが原因!!
外反母趾になると
親指の付け根が角度が付き人差し指側に曲がる為に痛みが出たり、横アーチが落ちることにより、横広になったり、親指の付け根が突き出たりする事により、親指の付け根に靴が当たり擦れたり赤く腫れたり痛みが出たりします。合わない靴を履いたあとに痛みが強くなったり、ひどくなると眠っていてもズキズキと痛く目が覚める場合もあります。
二次的なトラブルとして、横アーチが落ちる事によりヒールだこができ、角質、魚の目に悩まされる場合があります。また、親指が痛い為に外側に体重をかける事になり、膝、腰に負担がかかり痛みが出てしまう事もあります。当然外側のアーチが落ち気味になるので、O脚などにも影響してしまう場合もあります。
足裏のアーチが乱れると、むくみや疲れやすくなります。なかには親指が人差し指側に曲がることにより親指が内転し、爪が横を向き、歩くたびに圧がかかり、巻爪になってしまったといえるケースも多々あります。
外反母趾はいろんな足・脚のトラブルを秘めていると言えます。
外反母趾の種類
1、靭帯性外反母趾2、仮骨性外反母趾
3、混合性外反母趾
4、ハンマートゥ性外反母趾
5、末節骨外反母趾(IP外反母趾)
6、病変性外反母趾
と、いろんな外反母趾があります。それぞれ少しずつ状態や原因が違います。