大学生の奨学金/申込み時や返済時の注意点・落とし穴

奨学金の落とし穴(2)学校の種類と支給開始時期(2ページ目)

日本学生支援機構の奨学金には、いくつかの注意点や落とし穴が存在します。“高校時代に予約申し込みしたから安心”ではなく、学校の種類によっては利用できないことがあるのです。今回は“奨学金の落とし穴”についての解説その2です。

久米 忠史

執筆者:久米 忠史

大学生の奨学金ガイド


日本学生支援機構奨学金の対象外となる学校の種類

以下の学校・課程に進学した場合、日本学生支援機構の奨学金を利用することができません。

●防衛大学校/防衛医科大学校/気象大学校/海上保安大学校/国立看護大学校/職業能力開発大学校及び短期大学校
●大学・短期大学の通信教育部
●放送大学/自治医科大学(医学部)
●専修学校の高等課程(准看護課程等)
●各種学校等

防衛大学校などはそもそも学費が無料なので奨学金の必要性自体が薄いと言えますが、国立看護大学校や職業能力開発大学校の場合は、入学金282,000円、授業料535,800円と国立大学と同程度の学費が必要となります。

「えっ、そうなの?」と驚いた方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

前述のような文科省以外の省庁が所管する大学校では、日本学生支援機構以外の奨学金が用意されています。

いずれにしても、お子さんの志望校にはどのような奨学金が準備されているのかを確認することは学費対策の第一歩なので、必ずホームページなどでチェックしてください。

続いて、奨学金最大の落とし穴と言える支給開始時期について解説いたします。

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