平均貯蓄率、扶養を外れて働く共働き夫婦は、専業主婦世帯の約2倍!
旅行用の積み立ても大分貯まってきたね!
物やサービスに費やすお金(消費支出)は、専業主婦世帯が最も少なく、1月あたり約31万円、扶養を外れて働く(妻の勤め先収入が8万円以上)世帯は、最も多く約36万円です。(詳細は、「共働きは食費が多いってホント?」をご覧ください。)
けれども、どれだけ貯蓄に回せているかという「貯蓄純増(平均貯蓄率)」をみると、
「妻の勤め先収入が8万円以上」:28.1%
「妻の勤め先収入が8万円未満」:19.0%
「妻が勤労者以外(自営業等)」 :14.2%
「夫のみ有業(妻が専業主婦)」 :15.0%
と「妻の勤め先収入が8万円以上(夫の扶養外」」の世帯は、専業主婦世帯の2倍近く貯めていることが分かりました。
もちろん、各区分の中でも、子どもがまだ小さい世帯では貯蓄率が高かったり、逆に教育費がかさむ時期は貯蓄率が低くなったりしますので、あくまでも大きなグループの平均で、という話ですが、上記の結果から見た範囲では、「妻の収入が月8万円以上ある夫婦は、税金や社会保険料は支払うことになるけれども、そこそこお金も使いながら、しっかり貯蓄ができている」ということになります。また、妻が現役時代に年金保険料等を支払うことで、将来もらえる年金の額も増やすことができます。
【参考コラム】●共働きなら月10万円貯蓄が常識!?
結婚退職や出産退職を希望している方は、辞めてしまう前に、ぜひ一度、妻の働き方別に「老後まで見据えた将来のライフプラン」を立ててみてください。現在お仕事を離れて家事や育児を優先している方も、これから再就職をするにあたって「夫の扶養内で働くか、扶養を外れて働くか」迷っている方もいらっしゃるかもしれません。はじめは扶養の範囲内で働き始めたとしても、何歳くらいから扶養を外れて働くか、など今のうちに計画を立ててみることをお勧めします。
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