イグアス国立公園の歩き方
スケールの大きな自然の中には、歩きやすいようにトレイルが作られている
■セントロ・デ・インテルプレタシオン(ビジターセンター)
イグアス国立公園に入ったら、まずは入園ゲートのそばにあるビジターセンターに行ってみましょう。「イヴィラ・レタ(先住民グアラニーの言葉で“木の国”の意味)」という愛称のついたこの施設では、イグアスの歴史や自然についての展示が豊富。散策前の予習をしておくには最適。グアラニー族の文化や生活に関する展示も充実しています。また、各種ツアーの受付も行っているので、ツアーに参加したいなら立ち寄ってみましょう。
■トレン・エコロヒコ(鉄道)
イグアスの風を感じつつ、国立公園の奥に進んでいく鉄道
10分ほど乗ったらエスタシオン・カタラタスという駅に到着。ここから遊歩道が始まっているので、ゆっくりと散策したい場合はここで下りましょう。駅前には土産物店やカフェテリアがあるので、休憩スポットとしても使えます。
エスタシオン・カタラタスで乗り換えて15分ほど進むと、終着駅のエスタシオン・ガルガンタ・デル・ディアブロに到着します。ここは、イグアス最大の見どころである「悪魔ののどぶえ」への近道。一番奥から散策したい人はここまで行ってしまいましょう。
■シルクイト・インフェリオール(ロウアー・トレイル)
トレイルを歩いているだけで、たくさんの素晴らしい風景に出会える
■シルクイト・スーペリオール(アッパー・トレイル)
滝を上方から眺めることが出来る遊歩道です。6つの大きな滝を見ることのできるビューポイントがあり、雄大な景色を楽しめるコース。トレイルに入る手前には、灯台型の展望台もあります。1時間程度で回ることが出来ます。
「悪魔ののどぶえ」をはじめ、どの滝も水量のすごさに圧倒される 写真提供:アルゼンチン観光局
■イスラ・サン・マルティン(サン・マルティン島)
シルクイト・インフェリオールを下っていくと川に出るのですが、そこから無料の渡し船に乗って、対岸にあるサン・マルティン島へと上陸することが出来ます。この滝に囲まれた島にはビーチのような砂地があり、細い小道を上っていくと島の頂上に辿り着きます。ここから見る滝もまた美しいものがあります。小さな滝壺があって飛び込むことも出来るので、泳ぎたい場合は水着を着て行きましょう。島へ渡る渡し船は、15分に一本の割合で出ています。
■センデロ・ベルデ(グリーン・トレイル)
エスタシオン・セントラル近くから延びる600mほどの短いトレッキングコース。くねくねと曲がりくねった林の小道では、鳥や小動物が歓迎してくれます。10~15分程度なので、バスの待ち時間などでも楽しめます。
■センデロ・マクコ(マクコ・トレイル)
エスタシオン・セントラル近くからは、もうひとつ長いトレッキングコースが延びています。森の奥の方に向かうため、小動物や珍しい昆虫などを探すのにはぴったり。一番奥まで行くのであれば、往復で2時間程度見ておいた方がいいでしょう。
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■Parque Nacional Iguazú
開園時間:夏(9/16~3/15)は8:00~18:00、冬(3/16~9/15)は8:00~17:00
入場料:一般が85ペソ、6~12才は45ペソ、6才未満は無料