中国茶/おすすめの黒茶、紅茶

いろんな形のプーアル茶を見てみよう(4ページ目)

クセがあると思われがちなプーアル茶にも様々な種類があります。製造工程や形状の違い、それぞれの個性を知り、自分の嗜好にぴったり合うプーアル茶を見つけてみましょう。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド

プーアルラテ

 

プーアル熟茶を楽しむ

プーアル熟茶は、生茶に比べて短い年数でまろやかな甘みを楽しめるのが特長です。長い年数熟成させたものほど高価になっていきますが、短い年数でも飲みやすいということは買いやすいプーアル茶ともいえます。プーアル茶愛好家ならば、生茶を10年、20年と自分で熟成させるのも楽しみのひとつですが、今すぐちょっとだけ飲みたいという方には、熟茶がおすすめです。

選び方は簡単。試飲させてもらって、自分が好きだと感じる(クセがないと思う)ものを選ぶのがいちばんです。何年たったものなのか、等級の高いものなのかは関係ありません。お茶は嗜好品ですから、すっかりカドがとれてまろやかになったものは、クセがなさすぎて物足りないと感じる方もいれば、ほどよい個性が自分の嗜好にぴったり当てはまる場合もあります。

くずさなくてもすぐに簡単に飲めるのは散茶ですが、餅茶も崩した状態で少量ずつ販売してくれるお店もあるので、お店の方に聞いてみましょう。分量に悩むことなく手軽に飲める小沱茶も便利です。緑茶と違って、残った茶葉もきちんと保管しておけば、来年も再来年も飲めますから、ゆっくりと楽しめるのもいいところ。

プーアル熟茶は、じんわりとおなかから温まってほっとした気分になれるという方も多く、寒い時期や冷え性の方に好まれています。ダイエット効果を期待して、クセのあるプーアル茶を飲んで苦手になった方も、自分好みのプーアル茶を見つけておいしさを見なおしてみませんか。「食べものが三日なくても、茶は一日として無かるべからず」ということわざがあるように、様々な効用も含め、おいしさ、楽しみなどたくさんの要素がプーアル茶には含まれています。

一度はまるとどんどん自分で保存熟成するお茶を増やしたくなってしまうというプーアル茶の魅力をぜひのぞいてみてください。泡立てたホットミルクを加えてプーアルラテにしたり、茶葉にスパイスを加えてオリジナルチャイ風に楽しむのもおすすめです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます