ノルウェー/ノルウェーのお土産・ショッピング

北欧の酒 ノルウェーで買うビールのお土産

北欧ノルウェーに豊富にあるビール。喉越しさっぱりしたピルスナー以外にも、アルコール度数が強めの黒ビールもたくさん見つかります。スーパーで買える大手ブランドから、職人が精魂込めて造ったクラフトビール、そして世界最北のマックビールからノンアルコール飲料まで、ノルウェービールを総まとめしました。旅行中にぜひ飲食店で試飲し、お土産にお気に入りのブランドを購入してみてはいかがでしょうか。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

ノルウェーのビール

ノルウェービール

ノルウェーではおいしいビールが大量に生産されている。ビール愛好家であれば旅行中に珍しいクラフトビールを飲んでみたい

ノルウェーではビールは年間を通して非常に人気がある地酒です。発音が難しいのですが、ビールはノルウェー語で「Øl」(ウル)といいます。料金的にもほかのお酒と比較すると割安で、身近なスーパーで入手できるために、若者から年配まで幅広い層に人気があります。北欧ご近所のデンマーク産も販売されており、「ツボルグ」や「カールスバーグ」が特に人気です。

ビールのスタイル

スーパーで販売されているビールの多くは工業製品のように大量生産されている「Pils/ピルス」(Pilsner/ピルスナー)というスタイル。ピルスナーはアルコール度数が低めで、喉ごしすっきり&さっぱりとした味わいが特徴的です。ピルスナー系として「ライトビール」という意味でアルコール度数が2.7度以下の「Lettøl」(レットウル)、またピルスナーより味や色がやや濃いめの「ファートウル」(Fatøl)もスーパーではよく見かけられます。日本で一般的なラガービールはノルウェーではピルスナー系や夏限定ビールとして販売されており、ドライビールという表現はありません。専売公社ではアルコール度数が高めのエール、IPA、スタウト、ポーター、ボック、バイエルンビール、白(小麦)ビールが目立ちます。冬になると、さらに味と色が濃い、スパイスやハーブをブレンドしたクリスマスビールが販売されます。

人気急上昇中のクラフトビール

大量生産されるビールに対して、小規模な醸造所(マイクロブルワリー)による個性的なクラフトビールは年々人気が高まっており、国内の酒市場を新しい波で盛り上げています。高めのアルコール度数で、独特な風味で色の濃いビールが特徴的です。4.75度以上のビールはスーパーでは取り扱っていないので、飲む場合は飲食店、購入する場合はアルコール専売公社で可能です。

「ノルウェーらしいビール」を飲みたい時は、小規模な醸造所で職人が精魂込めて造ったものをぜひ。どの銘柄を飲むかにもよりますが、それぞれ癖が強いので、最初の一口でその個性的な味に驚くかもしれません。まずは、多くの飲食店や専売公社で取り扱っている、代表的な3社の地ビールブランドをおすすめします。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます