インフルエンザ

まずい、熱が出た・・・。明日の会議どうしよう。

インフルエンザや風邪に悩まされる季節が到来しました。一度体調を崩すと回復に時間がかかって大変ですし、仕事、学校、家事などが上手くまわらなくなります。私自身も子供が学校で体調を崩し、職場にお迎え依頼の電話がかかってきたりと大変です。年末年始も含めて行事も多いこの季節、誰もが元気に乗り越えたいと思っているでしょう。

体調が悪い時はゆっくり休養するのが一番ですが、毎日の仕事や学業などをスムーズにこなすためにも、まずは体調を崩さないのが第一。マスク着用や手洗いなどの対策も薦められますが、そもそも体の免疫を高める抜本的な「体質改善」も大切です。日々の生活で体質改善をするためには、栄養バランスのよい食事をし、免疫強化が期待できるような食べ物や飲み物を摂るようにしたいものです。

食べ物でインフルエンザ予防は可能?

インフルエンザなどのウイルスが体に侵入すると、体の免疫機能が働いてウイルスを認識して排除し、体を守ろうとします。

昔からさまざまな免疫アップ方法が言われていますが、人の細胞よりもさらに多い細菌の環境を整えることで、免疫強化に大きく影響する可能性があると考えられています。昔ながらの食材も含めて、有効といわれているものは色々ありますが、今年特に気になるのは最近話題になっている「機能性乳酸菌」です。ガイドも家庭や職場で乳酸菌の力を意識した食生活を実践しています。

そもそも乳酸菌とは

乳酸菌とは、糖類を分解して乳酸を大量に作る細菌の総称です。人の体内や食品中など、自然のあちらこちらに生息しています。

乳酸菌は、さまざまな発酵食品の製造に用いられており、乳酸菌飲料、ヨーグルト、チーズ、漬け物、発酵茶、味噌、醤油などに含まれているのはよく知られている通り。実は一言で乳酸菌といってもその種類は非常に多く、例えばヨーグルト一つをとっても、様々な種類の乳酸菌が挙げられます。

乳酸菌による発酵は、食品に独特な味や香りを与えるだけではなく、食品の保存や人の健康をサポートしてくれます。最近では、乳酸菌に免疫力をアップする働きがあることが研究などで明らかにされています。

免疫力を強化する主な乳酸菌の種類

免疫を強化することが報告されている乳酸菌には、以下のような種類があります。

■プラズマ乳酸菌
プラズマ乳酸菌は、ウイルス防御にいち早く攻撃力を発揮し免疫系のコントロールも行う統括本部である免疫細胞(pDC)に作用し、免疫力を強化してインフルエンザや風邪を予防する可能性が報告されています。

■1073R-1乳酸菌
多糖類(EPS)を多く生産する特性があり、EPSは免疫に関わるマクロファージやナチュラルキラー細胞を活性化させる物質の産生を促し、免疫力を強化して風邪やインフルエンザを予防する可能性が報告されています。

■L-92乳酸菌
免疫細胞の一つであるナチュラルキラー細胞を活性化して過剰なサイトカイン(免疫機能の調節作用がある)生産を抑制し、免疫を強化してインフルエンザ感染を予防する可能性が報告されています。

■プロテクト乳酸菌
免疫細胞であるTh1細胞(細胞性免疫に関与する)やナチュラルキラー細胞を活性化し、インフルエンザなどのウイルスに免疫をアップるすことが報告されています。

今年気になる乳酸菌は?

様々な乳酸菌が続々と発表されていますが、今年ガイドが気になるのは上記にも挙げたプラズマ乳酸菌。プラズマ乳酸菌は、主にチーズやヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌の1種で、もともと自然界にあるナチュラルな菌です。

乳酸菌は以前から免疫アップをすることがよく知られており、全ての乳酸菌は上記にも挙げたナチュラルキラー細胞を活性化させてくれます。これに対して、プラズマ乳酸菌はウイルス感染防御にかかわる複数種の免疫細胞に一斉に働きかけるという報告が挙げられています。これはプラズマ乳酸菌が、ウイルス感染防御機能の舵を取る役割がある、言わば司令官のような免疫細胞 (pDC)に直接働きかけることで、その司令官に属する免疫機能に一気に影響を与えることができるためだそうです。

これらの機能性乳酸菌が配合されたヨーグルトや飲み物も、最近では手軽な値段で販売されているようです。これらの食品は栄養面でも優れているので、朝食や間食にもぴったり。機能性乳酸菌を摂りながら、栄養バランスも整えられるというのは、忙しく毎日を過ごす人たちにとっても心強いのではないでしょうか。上手に取り入れて、うまくインフルエンザ対策を試してみるのもよいかもしれません。今年の冬は手軽に食生活を工夫して、免疫アップを心がけてみませんか?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。