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北欧ノルウェーの地酒 蒸留酒アクアヴィットのお土産(3ページ目)

北欧ノルウェーを代表する地酒といえば、樽熟成によるじゃがいもの蒸留酒「アクアヴィット」です。アルコール度数40度以上なので、癖の強い個性的な味に驚く人も多いお酒です。北欧他国とのアクアヴィットの違いから、レストランで旅行者も実践できるノルウェー流の飲み方、お土産としておすすめのブランドやグラスまで、基本情報をまとめました。

鐙 麻樹

鐙 麻樹

ノルウェー ガイド

北欧ノルウェー在住のジャーナリスト、フォトグラファー。オスロの街歩きを中心とした取材、撮影、執筆を行う。観光、カルチャー、ライフスタイル情報をガイドブック、雑誌、ウェブ媒体に数多く寄稿。メディア・企業向けのコーディネート、6ヶ国語の海外ニュース翻訳・リサーチ、通訳業務など幅広く活動。

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ノルウェー流の飲み方、常温で、ビールとの相性が抜群

ビールとアクアヴィット

ビール(右)とアクアヴィット(左)。グラスはノルウェーのハーデランガラス工場のタンゲンシリーズ

多くの人はアクアヴィットは小型の(ショット)グラスに注いで飲みます。「ショットグラスだから一気飲みで」と思ってしまいがちなのですが、ストレートでちょびちょびと少しずつ飲みましょう。スウェーデンなどでは冷やしますが、ノルウェーでは室内温度に合わせて常温で飲むことが一般的です。

癖が強いことから、ごくごくと飲みにくいため、アクアヴィットのグラスの隣には、ビールを注いだグラスもセットになっていることがよくあります。「ビールの後にアクアヴィットを飲む」というサイクルを繰り返すのがノルウェー流です。

特に冬はクリスマス料理、クリスマスビール、アクアヴィットの3点セットが定番。また、食後にコニャックとコーヒーを(混ぜるのではなく)交互に飲むことがノルウェーでは人気がありますが、コニャックの代わりに、アクアヴィットとコーヒーを交互に飲む人もいます。

 

アクアヴィットのグラスをお土産に

アクアヴィット用グラス

小型グラスはハーデランガラス工場のショップで購入可能

アクアヴィット友の会によると、スウェーデンなどでは小型のショットグラスで飲むことが一般ですが、ノルウェーでは小型グラスに加えて、さらに大きめのチューリップ型グラスがアクアヴィット用として支持されています。チューリップ型とは、脚の部分が細長く、ボウルの下部は膨らんでおり、上部の口に向かうほど煙突部分の形がすぼまっていく形です。

メーカーによって形は多少異なりますが、同会代表は、「同じアクアヴィットでも、グラスのフォルムが異なるだけで、風味が大きく変化する」と語り、オーストリアのガラスメーカーであるリーデル(Riedel)社の「ヴィノム アクアヴィット」シリーズが最高のグラスと賞賛しています(日本でも入手可能)。

旅行中に、ノルウェーブランドのグラスをお土産として購入したい場合は、首都オスロの高級デパート「グラスマガジネ」がおすすめです。
  • Marieシリーズ Hetvin(7cl) (写真左)
  • Surfシリーズ Dram(6cl) (写真右)
<DATA>
GlasMagasinet(グラスマガジネ)
住所:Stortorvet 9
アクセス:地下鉄全線Stortinget駅より徒歩4分

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