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北欧ノルウェーの地酒 蒸留酒アクアヴィットのお土産

北欧ノルウェーを代表する地酒といえば、樽熟成によるじゃがいもの蒸留酒「アクアヴィット」です。アルコール度数40度以上なので、癖の強い個性的な味に驚く人も多いお酒です。北欧他国とのアクアヴィットの違いから、レストランで旅行者も実践できるノルウェー流の飲み方、お土産としておすすめのブランドやグラスまで、基本情報をまとめました。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

アルコール度数40度以上!ノルウェーの地酒アクアヴィット

ノルウェーのお酒undefinedアクアヴィット

ノルウェーの地酒アクアヴィットは40度以上! じゃがいもを主原料としており、特にクリスマスの時期に愛飲されている

アクアヴィットはスカンジナビア諸島で一般的なアルコール度数の高い蒸留酒です。スウェーデン、デンマーク、ドイツでは主にトウモロコシ、ノルウェーではジャガイモを主原料としています。ノルウェーでは基本的にアルコール度数40度以上、最低6ヶ月以上の期間をかけて樽熟成がされています。

ラテン語で「生命の泉」という意味で、日本を含む海外では「アクアヴィット」(Akvavit/Aquavit)、ノルウェー語では「アーケヴィット」(Akevitt)と呼ばれています。香草で風味が付けられており、キャラウェイとディルを主に、アニス、スターアニス、フェンネル、カルダモン、バニラ、コリアンダーなどが使用されています。

スウェーデンなどではタンク熟成による無色透明のアクアヴィット、ノルウェーでは樽熟成による琥珀色が一般的です。他国では一部で樽熟成ではない琥珀色もありますが、これはカラメル色素などを使用しています。ノルウェーのごく一部では、使用済みの非常に古い樽を使用していることから、色が薄いものもあります(例:「シメルス・タッフェル)。


薬のような味がする、癖のあるお酒

ノルウェーのアクアヴィットの色

琥珀色のノルウェーのアクアヴィット。グラスはノルウェーのマグノールガラス工場のノルウェーシリーズ(C) Magnor Glassverk

ハーブのお酒や薬のような、舌に射す、強い癖のある味がします。さっぱりとしたライトな味のお酒を普段好む方が初めて飲む時は、その強烈な味に驚いて、「うわ」っと顔をしかめてしまうかもしれません。個性的なお酒好きの方にとっては面白い味でしょう。

ノルウェーのアクアヴィット友の会によると、好んで飲むのは平均53歳のノルウェー人男性だそうです。若い時よりも、大人になって年齢を重ねるほど、飲むようになる傾向があります。好みが分かれるお酒ですが、ノルウェー滞在中にぜひお土産話としてレストランで試し飲みをしてみてください。

日本人の方々に、初めて飲んだ時の感想を聞いてみました。
  • 薬のような強烈な味
  • 苦いアルコールで喉を洗うような感じ
  • 高い度数なので、飲んだ瞬間に、カーッと燃えるように熱くなる
  • 癖があるお酒が好きなので、好きな味
  • ズブロッカのような、ウォッカのような味
  • 土臭い芋焼酎みたい
  • 風味が強烈すぎて、罰ゲームのような気分になった
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