乾杯、スコール!お酒を一緒に飲むと、ノルウェー人と仲良くなれる

ノルウェー人とお酒

フグレンで開催された、ヌグネ・エウ社の新ビールの味見会には多くの一般客が参加した。シャイなノルウェーの人々も、楽しいお酒の場があれば無理なく仲良くなれる

ノルウェー人は優しい国民なのですが、北欧諸国の中ではどちらかというとシャイな傾向があります。そのような彼らと仲良くなるための一番手っ取り早い方法は、「一緒にお酒を飲むこと」かもしれません。日本の居酒屋や飲み放題のシステムはないので、バーではポテトチップスやナッツなどの軽食メニューが一般的で、基本的にはお酒のみで楽しみます。また、祖先が海賊ヴァイキングということが関係しているのか、体格が大きめで、摂取する量も多めです。日本人と比較すると、一晩中だらだらとずっとお酒を飲んでいる傾向もあります。一緒に同じペースで飲んでいると酔いつぶれてしまうかもしれませんが、楽しい一夜を過ごすことができるでしょう。ノルウェー語では、乾杯は「スコール」と言います。旅行前に覚えておくと便利なフレーズです。

政府による厳しいアルコール法と広告規制

お酒の広告

検閲されたお酒の広告ポスター。「ビール」という単語や、ビール会社名がすべて黒く塗りつぶされている。現在もノルウェーではお酒の広告は一切見かけられない (C) Bryggeri- og Drikkevareforeningen

お酒の商業広告は国内では一切禁止されているため、テレビや交通機関内でお酒の商業広告を見かけるということはほぼありません。この広告規制の法律は1975年に施行されたのですが、現在も続いています。お酒関係者は、これらの厳しい酒法(アルコホール・ポリティック)の一部は「非常に変」と声を揃えます。

お酒の写真も使用禁止、宣伝はNG

お酒会社は、公式ホームページではノルウェー語で飲酒をうながす商業的な運営は禁止されているため、海外ドメインでの英語のウェブサイトが一般的です。これは国内ドメインで母国語だと国内市場向けの宣伝、英語だと海外市場向けとみなされるため。また、広告ではお酒を飲みたいと連想させる写真の使用や表現も禁止されており、厚生局から注意を受けた場合は罰金が科せられます。

つまり、お酒の宣伝が一切できない国なので、消費者の口コミや、スーパーや飲食店での卸し先との関係に頼ることでしか、生産者は売上を上げることができないのです。アルコール度数の高いお酒は店舗数が限られた政府管理下の専売公社でしか購入することができません。旅行者にとってもお酒はアクセスしにくい環境となっています。

飲酒が許可されている場所

また、公園などでの公共の場ではお酒を飲むことが禁止されています。夏の旅行中に、気持ちがよさそうだからと公園の芝生の上でビール瓶などを開けると、警察に注意されることがあるので気をつけましょう(飲食店の敷地内の屋外テラスでは飲むことが可能)。