そして、他の美容歯科治療ととても相性の良い治療です。ホワイトニング治療と同時に行うことで、より美しいお口元にステップアップ出来る美容歯科治療と、実際の施術の流れをご紹介します。
相性の良い治療その1・ラミネートベニア治療
ラミネートベニア治療とは、歯の表面を薄く削り、セラミック製のシェル(薄片)をセットする治療方法です。歯を削る量が少ないため、身体への負担が少なく済みます。シェルのセットには特殊な接着剤を使用し、白く明るい、透明感のある状態に仕上げることが出来ます。歯に縞模様が出てしまうテトラサイクリン歯の治療にも効果的で、同時に歯並びも整えることが出来ます。シェルの形を調整し、人工八重歯に仕上げる治療もラミネートベニア治療です。
非常に薄いシェルで仕上がりを調整していきますので、治療には高度な技術が求められます。また透明感のあるシェルをセットした時に、透けた歯の色や接着剤の色味までを考慮して治療を進めることがポイントです。(接着剤には複数のパターンの色がありますので、「トライ・イン」といって、接着力の弱いものでシュミレーションを行って決定します)
相性の良い治療その2・オールセラミッククラウン治療
セラミッククラウン治療は、いわゆる被せ物(=クラウン)の治療で、歯の周囲をぐるりと削りセラミック製のクラウンをセットします。特に美しく仕上がるのは、セラミックのみで作られたオールセラミッククラウンです。セラミッククラウン治療は歯並び、歯の形、歯のサイズなどを全て同時に整えることの出来る治療です。もちろん、お色も白く明るい、美しい状態に仕上がります。歯を削る量はラミネートベニア治療よりも多くなりますが、その分整えられる範囲が増え、大幅な歯並び治療なども短期で行うことが出来る治療です。
金属やプラスチックを含むクラウンもあり、お値段的には安いものになりますが、治療後に変色・変形などの劣化を起こしてしまいます。また歯ぐきの黒ずみ(ブラックマージン)を引き起こしてしまうこともありますので、ぜひオールセラミックのタイプを選択されることをオススメします。長期間に渡って、白く明るく、自然な透明感をキープすることが出来ますよ。
次のページでは、ホワイトニング治療と併用する場合の治療のポイントをご紹介します。