南にルーフバルコニーがある
二つ目にはルーフバルコニーがあること。できれば南側に。一般的にマンションのルーフバルコニーといえば、斜線規制のセットバックに起因して生じる、いわば規制の産物的な空間である場合がほとんど。したがって、自ずとそれは北方向に広がってしまう。ルーフバルコニー付き物件がなぜ人気があるかというと、テーブルを置いたり、グリーンを飾ったり、庭のような開放的な使い方ができるからではないだろうか。一戸建てをイメージすると良いのだが、庭は陽あたりの良い南にあるのが理想(少なくとも日本の価値観では)。しかも(これも自ずとそうなるわけだが)リビング空間との続きであることが望ましい。地面から屋上まで直線的に伸びるマンションの南面でこうした条件を満たせるのは最上階しかなく、その特権を活用しない手はない。
さらに理想的な設計は、玄関やダイニング、リビングなどからルーフバルコニー(や眺望)が直線的につながっていることだ。ゲストが住戸に足を踏み入れる、テーブルに付く、料理をする、そういったシーンのときどきに至高の景色が正面に広がっている。ペントハウスならではの特典だ。
カーテンが自動開閉
天井が高く、陽の入る方向が開放的。そんな間取りともなれば、窓回りの対策は万全でなければ暮らしやすいはずがない。ましてや開口部の多いペントハウスともなれば、カーテン(やバーチカル)の開閉もこまめに行うことになるだろう。さて、背の高いそれらをそのたびごとに手で操作するのはいかがなものか。最後は、カーテン(などウィンドウトリートメントの類)が自動開閉であることだ。これは、顧客視点の設計がなされてているか、と言い換えても良い。面積によっては必ずしも窓まわりがオートである必要もないが、要するに「設備や動線が住み手目線になっているかどうか」ということ。
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