「安くて便利で栄養がとれる食材」はどれ?
毎日の食費もできれば節約したいもの。安いのに栄養価の高い食材はどれ?
栄養士としては、色々な食材を食べるのがベストと言いたいところですが、そんなきれいごとを言っていられない場合だってあります。今回は、この時の会話に基づいて低価格で日持ちのする11の食材を選びました。また、簡単なメニューも考えてみました。
食費節約・長持ち食材が必要な人へ!11のお勧め食材
11の食材と1日当たりの目安量- ヨーグルト(お椀軽く1杯分、150g)
- 卵(中サイズ1個、60g)
- 豆腐(1/2丁、175g)
- ロースハム(2枚、30g)
- 魚の加工品(魚の缶詰1つ分、又は魚肉ソーセージ1本分、100g)
- 納豆(1パック、45g)
- 麦ごはん(お椀1杯を3食分、1食平均190g、4割麦、6割白米)
- ブロッコリー(軽くひとつかみ 、50g)
- 人参(中サイズ1/3個、40g)
- バナナ(中サイズ1個、150g)
- キウイ(中サイズ1個、150g)
上記の11の食材で、日本人の食事摂取基準で勧められている栄養素がほぼ摂れます。カルシウム、ビタミンC、鉄分、食物繊維など、気になる栄養素も十分に摂取できます。残念ながら足りないのはビタミンB1でした。ビタミンB1は日本人の食生活では非常に不足しやすく、豚肉やビタミンB1が添加された食品の消費量が少ないと、なかなか推奨量を満たす事はできません。食材だけのカロリーは少々不足していますが、調理に油を使ったり、おやつを足せば、不足するどころか過剰になる場合もあるかもしれません。
節約食材・長持ち食材を使った献立案
【献立案1】朝食:麦ごはんのおにぎり、バナナ、納豆
昼食:チャーハン(麦ごはん・人参・ブロッコリー・卵・ハム使用)、ヨーグルト
夕食:麦ごはん、豆腐ステーキ、ブロッコリーと魚肉ソーセージの炒め物、キウイ
【献立案2】
朝食:納豆ご飯、ヨーグルト、キウイ
昼食:さんま缶詰の卵がけ丼、人参のソテー、バナナ
夕食:豆腐・ハム・ブロッコリー 入り中華風炒め、麦ごはん
【献立案3】
朝食:ヨーグルト、バナナ、ハム&目玉焼き、麦ごはんのおにぎり
昼食:納豆オムレツ丼、ブロッコリーの和え物
夕食:麦ごはん、豆腐とサバ味噌煮缶詰の煮物、人参の炒め物、キウイ
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