好感度大の笑顔を作る6つの習慣
笑顔を作る習慣
しかし現代は、「男は度胸と愛嬌、女も度胸と愛嬌」。男女とも両方が必要だと思います。特に男女平等に働けるビジネスシーンにおいて、男性ばかりが度胸があり大胆に決断、そして振る舞える……女性は大人しく、可愛らしく、そして常に愛想良くしている……そんな考えはナンセンスです。男女とも、自分の意見を通したい、仕事で成功したいと思えば、お客様や相手のことを考え、思い遣り、気配り、心配りをするのは当たり前のことです。その際に特に必要となるのは、好感度の高い心のこもった笑顔です。今回は、男女ともに大切な愛嬌の重要な要素である『笑顔』についてお話しします。
男女ともに、あなたの魅力を明るく爽やかに輝かせてくれるのは、何と言いましても『笑顔』です。また笑顔は、「一銭もかからない高価なおしゃれ」と言われています。しかし一口に『笑顔』といっても、良い印象を与える笑顔もあれば、そうでないものもあります。それではどのような笑顔が、素敵な笑顔、好感度の高い笑顔といえるのでしょうか?
目がやさしいこと
大好きなペット、愛しているパートナー、美味しい食べ物を思い浮かべると自然に瞳が微笑むはず!
しかし日常生活や接客の場で大切な笑顔は、優しい瞳で微笑んでいることです。それではどのようにしたら優しい瞳で微笑むことができるのでしょうか? これはビジネスシーンや日常生活でも活用できますが、写真撮影の時も実践してみてください。
まず、大好きなペットのことや、愛しているパートナーのこと、または大好物の食べ物(ステーキ、寿司、ケーキ…)など、思い浮かべて下さい。 いかがですか?
自然と目が微笑んでいませんか? そして口元、口角も自然に上がっていませんか? 目は心をあらわします。心が微笑めば、目も自然に微笑むはず。とても簡単な方法ですから、最高の笑顔を作りたい時や写真を撮る時など、是非ともトライしてみてください。
心がこもっていること
日常生活で「作り笑い」は、すぐにバレてしまいます。特に女性の皆様は、気をつけましょう。作り笑顔や不自然に高いトーンの声など、品位を全く感じさせず、大変不快に感じます。相手の方が不快な表情をしていたら、あなたの笑顔は本物ではありません。「相手の表情や態度は、自分の鏡」だと思いましょう。笑顔とは目と口、そして一番大切なのは、あなたの素直で謙虚な「心」が大切なのです。
健康であること
明るい笑顔、前向きな話は、健康でなければできません!
私のCA時代は、ニューヨークやパリの13時間を超えるロングフライトに、さらに時差が加わるにもかかわらず、自宅の東京に戻った際は、その日の内にジムで筋トレやランニングをして体力をつけるために常にトレーニングをしていました。先輩や後輩は、さらに海外のステイ先でもランニングをしている方がたくさんいました。
それだけCAは、健康に対する意識、そして接客のプロとしての意識が高いのです。皆様は、健康管理がきちんとできていますか? 簡単に誰でもできることに、毎日の「うがい、手洗いの励行」も基本ですね。うがい、手洗いは、本当にバカにできません。
このように、やり方は人それぞれで結構ですが、自分なりに健康をキープする習慣を身につけましょう。心のこもった美しい笑顔、お客様へ最高のパフォーマンスをするためにも、健康管理は、最大のお仕事なのです。
理想の笑顔は、「赤ちゃんの笑顔」
ピュアな心を大切に!
あなたの表情は、はじめに目が笑い、そして顔全体に笑顔が広がっていくはずです。それこそが、理想の笑顔です。赤ちゃんの純真無垢な笑顔と、それを思い浮かべた時に自然にできた、あなたの笑顔。どちらも最高の笑顔です。「赤ちゃんの笑顔」を忘れないでください。
好感度大の笑顔は、一日にして成らず
好感度の高い美しい笑顔は、訓練で作るものです。私は顔がブスだから……僕は目が小さいから……など、持って生まれた造形が美しくなかったとしても、毎日笑顔の練習をすれば、必ず美しい笑顔になれます! 冒頭で「男も女も度胸と愛嬌が必要だ。」とお話しましたが、愛嬌が良ければ、可愛くもカッコ良くも見えてくるものです。自分に自信をつけるためにも、笑顔の練習をしてみてください。笑顔が良くなれば、人生も必ず良くなると、私は信じています。
実践 「笑顔トレーニング」
開口一番に、最高の笑顔で仕事に対するヤル気と本気をアピールしよう!
次に、口角は上げたままで、目は三日月の逆のようにカーブさせ少し細め、楽しげに見えるような目じりが垂れ下がった目にしてください。いかがですか? 気持ちも前向きに、明るくなってきましたか?
最後に、手をグ―の形にして、人差し指と中指の間を輪郭に添わせて、顎の先端から頬にかけて、ゆっくり脂肪や表情筋を持ちあげながら、目と口角を意識しながら笑ってみましょう。これを読んでいる今も、ご一緒にトライしてみてください。
いかがでしょうか? 日頃使っていない表情筋が刺激されて、スッキリと気持ちよくなっていませんか? これを毎日1カ月続けてみてください。入浴中もおススメです。お風呂の温度で筋肉や脂肪も温まり、表情筋が緩みやすくなって、笑顔も作りやすいのです。
またお客様とお会いする際や、プレゼンテーションの前、面接の前などの勝負したい時なども、勝負直前にお化粧室の鏡の前で、「笑顔トレーニング」をしてみましょう。
表情筋をほぐし、明るく爽やかな笑顔を作り、いったんここで最高の笑顔を表情筋に記憶させるのです。そしてそのままの状態で、にこやかに移動し、お客様にお会いします。
お客様には開口一番で、最高の笑顔を見せましょう。第一印象を100点にして、仕事に対するヤル気や本気度を存分にアピールしましょう。好感度大の笑顔とは、大げさなぐらいでちょうど良いのです。
最後に、私がCA時代にお客様から頂いたグッドコメントのエピソードです。グッドコメントの内容は「飛行機が怖くて不安でたまりませんでしたが、機内に入ってから尾崎さんの明るく優しい笑顔を見て、気持ちが和らぎました」という内容のものでした。笑顔がどれだけ大切か? もう、おわかり頂けましたよね。
それでは本日から「笑顔トレーニング」開始です。早速鏡の前で、心と瞳をニッコリ微笑ませてみましょう!
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