充実してきた1万円前後のDAWソフト

 国産DAWのSinger Song Writer Lite 8

DTMユーザに限ったことではありませんが、入門者だからこそ「国産のソフトがいい」という人は少なくないと思います。

残念ながら、いまあるDAWのほとんどは、アメリカやドイツなど海外のソフトばかりなのですが、唯一国産メーカーとして頑張っているのが、インターネット社です。同社は20年以上前からDAW（昔はMIDI機能中心にMIDIシーケンサというジャンルもののでした）を開発し続けている会社で、Singer Song Writerというシリーズ製品を作ってきました。

そのSinger Song Writerのエントリー版として発売しているのがSinger Song Writer Liteであり、その最新版がSinger Song Writer Lite 8です。

先日、私もそのSinger Song Writer Lite 8の解説書「Basic Master Singer Song Writer Lite 8」という本をBNN新社から出したばかりですが、シンプルでとっても使いやすいソフトです。

オーディオもMIDIも扱えるのは当然として、ほかにないユニークな機能がいろいろあります。たとえばシングtoスコアという機能によって、鼻歌で楽器を演奏することができたり、VOCALOIDとReWireを利用して有機的に接続して使うことができたり、とほかのDAWにはない国産ソフトだからこそのユニークな機能が数多く揃っているのです。