基本を押さえて、心の伝わる暑中見舞いを

ひまわりの写真

梅雨明けが、暑中見舞いの出番です!

メール全盛期の今、手紙を遣り取りする機会はグッと減っています。でも、お礼状やお祝いなど、本当はメールや電話ではなく、手紙を書いた方が良い場面も意外と多いものですよね。

細かいルールが多いと敬遠されがちな手紙ですが、今年は、お子さんと一緒に暑中見舞いを書いてみませんか? 葉書であれば手軽ですし、お子さんと一緒に書くことで、基本的な形を復習しながら、日本人ならではの心遣いや美意識を伝えることができます。

また、ちょっと気の重い方へのお便りの強い味方になるのが、子どもの文字やイラスト。子どもの手書きはそれだけで和んでもらえることが多いので、大人の文章は気楽に書くことができます。

慣れてしまえばそれほど難しくない手紙のルール、まずは気軽に暑中見舞いからおさらいしてみましょう。
 

暑中見舞いを出すのはいつ?

暑中見舞いは、梅雨明けから立秋(8月7・8日頃)の間に出します。小暑あるいは大暑からという説もありますが、暑さが本格的になる梅雨明けからというのが一般的です。なお、立秋が過ぎたら残暑見舞いとなります。
 

暑中見舞いの基本的な形

暑中見舞いの基本の構成は、次のようになります。
 
  1. 時候の挨拶
  2. 相手の健康を気遣うことば
  3. 自分の近況などの報告
  4. 相手の健康を祈ることば
  5. 日付

上のままでは子どもたちには難しいので、こんな風に教えてみてはいかがでしょうか。
文例

ちょっとしたイラストを添えてもかわいいですね

 
  1. 文は縦書きで書こう
  2. 「暑中お見舞い申し上げます」と大きく書こう
  3. 相手が元気でいるかを聞こう
  4. 自分のことや身の回りのことを書こう
    → ラジオ体操・プール・宿題・旅行……毎日何をしているかな? 
    どんなお花が咲いているかな? 最近何を食べたかな?
  5. 相手の健康をお祈りしよう
    → 「お体をお大事になさってください。」「お体おいといください。」などと書くことが多いよ!
  6. 「平成○○年盛夏」と最後の文から少し離して書こう

子どもが書く場合、別の紙で一度練習することが成功への近道です。また、お子さんの暑中見舞いに一言添える、本文は親が書くなど、お子さんの年齢などにより、適宜分担してもいいですね。

子どもだけでなく大人でも、日ごろ使うことのないことばが多々ありますが、時候の挨拶などポイントになる部分できちんとした言い回しを使うことで、失礼のない手紙に仕上げることができます。つまり、ポイントさえ押さえておけば、あとは自由に書けばいいということ。慣れてきたら送る相手に合わせて、どんどんアレンジしてみてくださいね。
 

もっと面白く! 暑中見舞い応用編

  • その年の気候に合わせて書き出しを変えてみよう!
    「暑中」というのは、平年の暑さの際使うことばです。書き出しのことばには、涼しい順に「冷夏」「涼夏」「暑中」「大暑」「盛夏」「酷暑」「炎熱」などがありますので、手紙を書くその時の暑さに応じて、「酷暑お見舞い申し上げます」等変えてみましょう。
うちわ写真

うちわと文章の相乗効果で、ますます涼を運べます。

最後に……暑中見舞いを出すときに絶対に忘れてはいけないもの

暑中見舞いだけでなく、手紙を出すときに絶対に忘れてはいけないものがあります。それは、相手を思い遣る気持ち。これまでお伝えしてきた手紙の基本的な形式は、相手を大切に思う気持ちをのせる「型」のようなもの。

手紙が誰かへの贈り物だとしたら、気持ちが物で、形式がラッピングだと思ってください。大切な物ならきれいにラッピングしたくなるし、ラッピングばかり美しくても中身が今ひとつのものでは相手をがっかりさせてしまいます。

誰かに手紙を書こうと思った時点で、そこには相手への思いやりがあるものですよね。その気持ちに、夏の訪れを添えて送るのが暑中見舞い。ポストに葉書を見つけたときの相手の顔を思い浮かべながら、ぜひ、お子さんと楽しいひと時をお過ごしください。



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