売却前のリフォームは効果的？(2ページ目)

物件がお客さんに与える第一印象

高く売るためのリフォーム・リノベーションを目的とするのではなく、室内のクリーニングやクロスの張り替えなど、簡易的で安価なリフォームを行い、室内をキレイに、清潔にメンテナンスしておくことは非常に大切です。

人同士でも、初対面の人に与える第一印象はとても重要です。悪い第一印象を抱かれてしまうと、それを取り返すことは、とても大変だということです。物件にも同じことが言えます。室内に足を踏み入れた時の、買主に与える第一印象はなにより大事です。購入後、買主自らリフォームする予定だとはいえ、床は埃だらけで水回りはカビだらけ。ちっとも清潔感を感じられないのであれば、いくら相場と比べて高くなかったとしても、第一印象の悪さからなかなか選ばれることはありません。

ハウスクリーニングや汚れた部分のクロスの張り替え、畳の表替え程度であれば費用も数十万円程度で済みますし、相手に与える印象度も断然違ってきます。コストパフォーマンスは悪くありません。

頭一つ二つ抜け出すために

周りの物件価格と「どんぐりの背比べ」状態で、ただ物件情報を出しておけば決まっていた時代ではありません。相場で情報を出しておくのは今や最低限必要なことです。その上で横一線の状態から頭一つ二つ抜け出す施策を施していかないと、いつまでたっても決まらない、そんな時代です。頭一つ二つ抜け出すための方策としてリフォームを活用する、ということは非常に高い効果が期待出来ると思います。

ですから「リフォームすれば高く売れる」と一概に考えてしまうのは危険です。十分注意してから行うようにしましょう。