不動産会社が情報を抱え込んでいたレインズ以前

世の中にはたくさんの不動産会社があり、それぞれの不動産会社が、不動産を売りたい人から売却の依頼を受けています。一昔前ならば、物件の情報は売却依頼を受けた不動産会社からその先へは流れず、たまたまその不動産会社に立ち寄って紹介をしてもらわない限り、その物件を目にする機会はありませんでした。

レインズとは?

レインズ

ログイン画面。一般のお客さんが目にすることはありません

そのようなアナログ的な手法から、不動産業界にもIT化の波が押し寄せはや数年。物件情報が不動産会社共通のデータベースで管理されるようになり、インターネットを介してどこの不動産会社でも、極端な話、沖縄にある会社でも、東京にある物件を探すことが出来るようになりました。

そのデータベースの管理をしている機関が、「不動産流通機構」というところで、データベースのことを「レインズ」と言います。英語表記では、

Real Estate Information Network System」

と書き、頭文字を取って「REINS」と表記されます。

これによって、不動産会社同士の物件情報が、互いに共有出来るようになったため、以下のように不動産会社含め売主・買主、全てにメリットがあります。

●不動産会社 → 他社が扱っている物件を自社のお客さんに紹介できる
●売主 → 物件情報を探している人の目に多く触れるため、早期の売却が実現できる
●買主 → 物件情報を探し求めて、不動産会社を渡り歩かなくても良い

不動産会社にはレインズへの登録義務があります

売却依頼を受けたら、速やかに物件の情報をレインズに登録しなければなりません。つまり複数の不動産会社に問い合わせても、探している条件が同一であれば(*担当者がどの程度売主さんの希望条件を踏まえて探すかによって違ってきます)、必ずどこかの不動産会社で紹介された物件が含まれているはずです。

ちなみに媒介契約の種類によって異なりますが、5~7営業日以内での登録が義務付けられています。レインズに登録すると、登録証明書というものが発行されます。これが売却を依頼した不動産会社から、売主のもとに発送されることで、確かに物件がレインズに登録されたことの証明になります。

しかし登録義務がない媒介契約もあります。それについは次ページで解説していきましょう。