中国茶/おいしい中国茶の入れ方

電茶壺で湯温にこだわってみよう

湯温を変えるだけで、お茶の味や香りはがらりと違った表情を見せることも。お茶のおいしさに直結する、お湯の温度を数字で確認できる電気ケトルは、入門者の強い味方になってくれそうです。

久永 佳子

執筆者:久永 佳子

お茶・中国茶ガイド

お茶がおいしくなる湯温

お湯の温度にこだわっていますか?

お湯の温度にこだわっていますか?

お茶をおいしく淹れるポイントは、大きく分けて4つ。茶葉の量、お湯の温度、お湯の量、抽出時間です。初めてのお茶を淹れるときや、初心者にとって、茶葉やお湯の量、抽出時間は、計量したり、キッチンタイマーを利用することで簡単に目安を確認することができますが、お湯の温度は80℃、50℃など半端な温度のお湯を用意するのはなかなか難しいもの。

器を移すごとに、5℃~10℃湯温が下がるといわれており、日本茶では湯冷ましや湯呑みを上手に利用して温度調整をしたりしますが、本当に適温になっているのかどうかは、淹れ手の感覚にかかっています。温度計でわざわざ測る人は稀ですから、何度も繰り返し淹れてみるうちにおいしく淹れられるようになります。

湯温が一目で分かる電気ケトル

湯温が一目で分かるデジタル温度計付き

このように自分の感覚で、おいしい温度、自分好みの温度を見つけるのがいちばんですが、ちょっと興味を持った人が手軽においしく淹れられる方法があるとしたら、それを逃す手はありません。

今や中国茶を楽しむための必須アイテムともいえる、自動加熱機能の付いた電気ケトル。キッチンよりも茶席が似合う、中国茶館などで使われている雰囲気のある電茶壺を、日本国内安全基準に合わせて改良した「デジタル温度計付き電気ケトル」がまもなく発売されます。

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