ビジネス文書/お礼の文例

競合に勝つ! 訪問後のお礼メール(2ページ目)

「訪問や面談をした後、一言お礼を伝えよう」。そんなシーンに役立つ文例を紹介します。お礼といえば、お決まりのフレーズは「ありがとうございました」。でも、それだけでは印象に残りづらいのも事実。営業の場合ですと、競合他社の存在も意識してほしいのです。そこで礼儀正しく、「あの人なら安心」と思わせるメールをスピーディに書けるようにしましょう。あなたもメール1通で競合に差をつけませんか。

鈴木 真理子

執筆者:鈴木 真理子

ビジネス文書ガイド


話した内容をメールに入れよう

話の内容をメールに入れよう


議事録を添付するのもアリ

さらに勝負をかけるなら、話の内容を議事録にしてメールに添付する作戦もあります。議事録といっても、A4 1枚で十分。たしかに少し面倒ですが、その分リターンも期待できるので、おすすめします。


議事録を添付するときの文例 (文例Afterの2段落目~)】***

提案に先立ち、本日の議事録を添付いたしました。
恐れ入りますが、お目通し願えますでしょうか。

また、私の理解に誤りがなければ
「了解」の返信だけでもくださいますと幸いです。

まずはお礼とともに議事録をお送りいたします。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
*****************************

実体験から学んだヒント

白状しますと、議事録添付の話は、私の実体験をもとにしています。
というのは自社のホームページを作り変えるとき。いくつかの業者を候補に挙げたのですが、そのうちの1社が訪問当日に議事録を送ってくれたのです。読みながら、ドンピシャな内容と素早い仕事ぶりに感激し、迷わず発注した経験があります。

「自分と業界は違うのに、すごい理解力」
「こちらの悩みだけじゃなく、改善提案まで書いてある」
「スケジュールや見積りも口頭でなく、ちゃんと記録に残していて安心」

そうです。たった1通のメールが顧客の心を動かし、競合に勝つことだってできるのです。どうせ書くなら差がつくメール。あなたもぜひトライしませんか。
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