フランス語で「嬉しい」「怒った」は?喜怒哀楽を語ろう
嬉しい、悲しいといった喜怒哀楽の表現、あなたはフランス語で自分の感情をきちんと表現することができていますか? 今回は基本動詞êtreと形容詞を使ったシンプルな表現で勉強していきましょう。
フランス語のbe動詞êtreの活用を覚えよう!
それでは、まず最初に「私は~です」という表現をつくるときに必要となる英語でいうところのbe動詞、être(エートル)の活用からみていきましょう。活用をしっかり覚えよう!
形容詞は性数の一致を忘れずに!
喜怒哀楽の表現は、基本的には主語+動詞être+形容詞というシンプルな形でOKですが、フランス語の形容詞には原則として男性単数(基本形)・女性単数(基本形の語尾に+e)・男性複数(+s)・女性複数(+es)と、4種類の変化があり、主語にあわせて性数の一致が必要になるので気をつけなければなりません。また、例外もかなりありますのでパターンを覚えておくことが必要です。過去記事『フランス語で言おう!なりたい職業Best 10』では、職業を例にあげた形容詞の変化形が確認できますので参考になさってください。
フランス語で「○○みたいにうれしい!」
「幸せな」という意味のheureux (se)(ウールー/ウールーズ)、 「満足である」という意味のcontent(e)(コンタン/コンタント)、 「大喜びの」ravi(e)(ラヴィ)というのもあります。先ほどのJe suisとあわせて、女性なら「Je suis heureuse.」と女性形を使いましょう。「うれしい」joyeux(se) (ジョワイユー/ジョワイユーズ)は、Joyeux anniversaire !(お誕生日おめでとう!)などでも使われる形容詞ですね。慣用句としては、être heureux comme un poisson dans l'eau(水を得た魚のように生き生きしている)という言い方もあります。ちなみに、「やったー!」という歓声は、Youpi !(ユピ)。ぜひ、使ってみてください。
負の感情もきちんと表現しよう!
普段の会話では、「私怒ってるのよ!」とストレートに表現することはあまりないかもしれませんが、「怒った」と一般的に言う場合にはfaché(e)(ファシェ)、「激怒した」という場合にはfurieux(euse)(フュリユー/フュリユーズ)という形容詞をつかいます。いずれも、誰かに対して怒っているときは、前置詞 contre(コントル)を使います。
「ちぇっ!」と文句をいう場合はZut !(ズュトゥ)、ブーイングはBouh!(ブー)。とりあえず、映画やスポーツ観戦で耳をすませてみましょう。また、悲しみを表す形容詞の定番は、triste(トリスト)ですが、不幸なという意味のmalheureux (se)(マルールー/マルールーズ)には、先ほどの「幸せなお魚」とは逆に、être malheureux comme les pierres(石のように不幸だ)という慣用句もあります。「さめざめと泣く」という意味のpleurer comme une Madeleine(マドレーヌのように泣く)という表現は、映画『アメリ』でも登場する有名な言い回しですので、今度視聴の機会があれば探してみてくださいね!
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