ザ・パークハウスグラン三番町
土地を熟知し、その立地ならではの特徴を鑑みて建物を設計することがデベロッパーの責務であるとするならば、実績の多い企業こそが優れたマンションを実現できる可能性は高くなる。「何を当たり前のことを」といわれそうだが、「ザ・パークハウスグラン三番町」のモデルルームはそれを実感できる仕上がりであった。1000坪強もの広さを有した敷地は、間口(接道部)約70m、奥行き50m弱のほぼ整形な地形(じがた)。免震に適した真四角な建物は15階建てである。3.2mの階高を有し、天井高は2.6m(最上階のみ2.7m)を確保している。ブラックのサッシュは框までを埋込み、鉄柵で設えたバルコニーとあいまって、開口部はじつに上質な印象を醸し出している。モデルルームでぜひチェックしていただきたいポイントだ。
カラースキームの色使いも大胆。通常3つの選択肢があれば、必ずひとつは用意されるマジョリティをモデルルームにあえて採用せず、斬新なバリエーションを再現している点などは、このプロジェクトにかける自信と意気込みが感じられた。単価の高い内装設備だけをもってして、ハイグレードと称すのではない。アイデアとノウハウの集大成にチャレンジ精神が微妙に加わってこそ、新しい上質が完成するのである。
年内完売を目標に
記者発表会の様子
上層3フロアに用意されるプレミアム仕様のモデルルームは、120.03平米(約36.30坪)で2億円台前半の予定。アベノミクスの効果だろうか、すでに引き合いはあるのだとか。三菱地所レジデンス都心事業部長 佐藤公治執行役員(画像・左)は「勢いがあり、年内完売を目指す」と宣言。いま最も活況を呈している高額市場を代表するような現場である。
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