覚えておけばいろいろアレンジの利く、基本のパン生地
大手ベーカリーでも見かける「ミルクハース」は、その名の通り、牛乳たっぷりのパンです(ハースは、直焼き、つまり型に入れないパンのこと)。しっとりさせるために練乳を入れているので、ミルキーな風味をより味わえると思います。
おいしい生地なので、くるみを入れたり、ドライフルーツやチョコチップ、プロセスチーズなどを練り込んで焼き、アレンジしても楽しいです。
おいしい生地なので、くるみを入れたり、ドライフルーツやチョコチップ、プロセスチーズなどを練り込んで焼き、アレンジしても楽しいです。
練乳入りミルクハースの材料(長さ30センチのなまこ型1個分)
練乳入りミルクハースの作り方・手順
練乳入りミルクハース
1:

フランスパン専用粉、砂糖、塩、インスタントドライイーストをボウルに入れ、よく混ぜる。
2:

牛乳と卵をよく混ぜ、1の粉類の中心にくぼみをつくり、流し入れる。練乳も加える。
3:

スプーンでくぼみの内側を少しずつくずすように、粉と牛乳を混ぜる。
4:

粉けがなくなるまで混ぜる。
5:

ひとまとまりになったら、ボウルの中、または台に取り出し、生地を叩きつけては、半分に折る作業(叩きこね)を繰り返す。
6:

200回ほど叩きこねをすると、ベタベタだった生地がまとまる。
7:

生地をいったん丸め、手のひらで押し広げるように平らにしたら、ちぎったバターをのせる。
8:

バターを包みこむように、生地を周囲から中心に集めて、つまみ留める。
9:

生地を手でもんで全体にバターを行き渡らせる。そのうち、表面にバターが出てきてしまうが、ぐちゃぐちゃとつかんで生地になじませる。ある程度まとまったら、もう200回、叩きこねをする。
10:

なめらかな生地ができ上がったら、丸めてボウルに入れ、ぬれ布巾をかぶせて室温で約2倍にふくらむまで発酵させる。25℃くらいなら1時間半くらい。オーブンの発酵機能を使うなら、30℃に設定して1時間。
11:

2倍にふくらんだら、生地を台に取り出し、指先で押してガスを抜き、平らにする。
とてもやわらかい生地なのでベンチタイムはいらない。もし、生地が伸びず、成形しにくいと思ったら、15分ベンチタイムをとる。12:

丸く平らにしたら、上から1/3折って、指先でしっかり接着する。
13:

下からも1/3折り、同様に指先でしっかり接着する。
14:

さらに2つ折りし、とじ目をしっかりつまみ留める。側面もつまみ留め、なまこ型に成形する。
15:

オーブンシートを敷いた天板に、とじ目を下にしてのせ、ぬれ布巾をかけて室温でひと回り大きくなるまで発酵させる。25℃くらいなら50分くらい。オーブンの発酵機能を使うなら、30℃に設定して30分。
16:

よく切れるナイフで表面に4~5本、クープ(切り目)を入れる。やや深めに入れると、焼いても切り目がなくならない。
17:

表面に水で薄めた溶き卵(分量外)を塗り、190℃に温めたオーブンで20~25分、裏面にも焼き色がつくまで焼く。
18:

焼き上がったら、網にのせて冷ます。
ガイドのワンポイントアドバイス
厚めに切ったミルクハースはそのまま、または軽くトーストして、山盛りのジャムを塗り、ミルクティーと一緒に朝食にどうぞ。乾燥してしまったら、フレンチトーストにしてもおいしいパンです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。