ガイド:主体的に社員が働く秘訣はあるのですか?
様々な人材を採用し、組織を活性化している
ガイド:それにしても、休憩時間などは同好会のようなアットホームな雰囲気ですね。
井口社長:社員とは午前と午後の休憩時間や就業後の時間、自分から声掛けし、コミュニケーションをとるように心掛けています。社員との距離がまだまだ近いので、一人ひとりの顔色をみることができます。会社にいるときは昼食や夕食を社員と一緒に行くようにしています。また、2~3カ月に一度は社員全員で食事会を設けています。うちの社員はみな猛烈に働くので、労をねぎらう意味合いと横の部署間のコミュニケーションを取る意味でも大切な行事です。
ガイド:マスコミ等では卓越したモノ作りの技術と女性の戦力化ということで取り上げられていますが、女性の戦力化ということではいかがでしょう?
井口社長:先ほど申し上げた通り、特別に女性だからということはありません。観察をしてきちんと成果を出している人には相応の評価をさせていただいていることくらいでしょう。あとはあまり上から目線ではなく、下から目線とまでは言えませんが、できるだけ横から目線で接しようと心掛けています。■ガイドから見た井口社長のリーダーシップ
井口社長のリーダーシップは、トップである井口氏が誰よりもよく働き、誰よりもリフレッシュされていることが大きいでしょう。その生き方に社員の方々が尊敬の念を抱き、共感しているようです。このモノ作りにおいては圧倒的な知識・経験を積まれており、「技」の面からの卓越したリーダーシップと、いつも笑顔を絶やさない人柄や人間性という「心」の面からの穏やかなリーダーシップを兼ね備えておられます。益々のご発展を祈念したいと思います。