日本には金魚の産地として有名な場所いくつかあります。愛知県の弥富、奈良県の大和郡山、熊本県の長洲、東京都の江戸川、埼玉県の加須などです。金魚の故郷とも言えるこれらの場所、そして金魚が生産される現場である養魚場とはいったいどんなところなのでしょう。今回は、金魚の産地、養魚場をご紹介します。
日本の金魚の三大産地は大和郡山、江戸川、弥富
熊本県長洲町の村木養魚場の風景
<目次>
金魚の産地の歴史
熊本県長洲駅に展示されている金魚みこし
全長40cmを超える長洲特産のジャンボシシガシラ
これらの金魚産地には、それぞれ特徴があり、東京都の江戸川は優良な琉金が作られることで有名で、江戸川産の琉金は「江戸川琉金」と呼ばれブランド化しています。愛知県の弥富は、あらゆる品種の高級金魚を生産しており、弥富産の金魚は高級金魚の「弥富金魚」としてブランド化されています。奈良県の大和郡山は、高級金魚と言うよりも、金魚すくい用の金魚を大量に生産することで有名で、現在は愛知県の弥富にその座を奪われてしまいましたが、長年、金魚生産量日本一を誇っていました。また、金魚すくいの全国大会が毎年行われることでも有名です。熊本県の長洲は、九州における金魚産地として知られていますが、他にはオランダ獅子頭が大型化する品種「ジャンボシシガシラ」が長洲の特産金魚として有名です。
養魚場の風景と生産者
奈良県大和郡山のやまと錦魚園の風景
金魚を選別中の東京江戸川にある堀口養魚場の堀口さん
養魚場は基本的には小売はしていないので、養魚場に行って直接金魚を飼うことはできませんが、優良な金魚を多く生産する有名な養魚場の中にもインターネット通販で直接販売しているところもあるので、興味のある方は利用してみることをお勧めします。
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