体幹をコントロールして足腰を使う『スイミング・スクワット』
産後3ヵ月。ベビー優先の生活で、カラダの左右バランスを整える時間がとれずにいた方も、気持ちに余裕が出来、アンバランスな状態に気付くことが多い時期です。『スイミング・スクワット』で体幹をコントロールして使い、カラダの左右バランスにも意識を向けながら、立位の姿勢を整えていきましょう。
1. 立位姿勢で体の軸をまっすぐに整え、脚を坐骨幅(お尻の骨の幅)くらいに開けておきます。おへそをカラダの中にしまっておくイメージで、お腹を少し薄くし、手は脚の楽な位置に添えておきましょう。
息を吸って吐きながら、膝をゆっくり曲げ、お尻を後方へつき出すように下げましょう。(出来るだけ薄いおなかを保っておきます。)膝と膝の間の距離を変えずに、体幹を使い、安定よくお尻を下げられる高さで止まったら、息を吸って吐きながら元の立位姿勢へと戻ってきます。この膝の曲げ伸ばしを、3~6回ほど続けます。
2. 膝の曲げ伸ばしの動きに慣れたら、上体を安定させたまま手を脚から離し、肩の高さで前方に伸ばしておきます。手のひらは床の方へ向け、肘の関節や指の関節も全部伸ばした長い腕を作っておきましょう。
準備が出来たら 1の動きに、長い腕で小さくバタ腕(水泳のバタ足の時の腕の動き)の動きを加えます。手が脚から離れて小さく動いている時も、1と同じように体幹を使い、お腹を薄くしながら動いてみましょう。
3~6回ほど続けますが、バタ腕を付けて不安定に感じる時は、また1の動きに戻って行なってみましょう。
産後の生活はベビー中心になりますが、姿勢を正しく整えることや、自分のカラダを意識する時間を作ることは、元気を取り戻し姿勢も美しく保つサポートになります。短い時間でもエクササイズを習慣付け、ココロとカラダの健康に役立ててみてください。産後3ヵ月から出来るエクササイズで、ベビーのためにも「元気で美しいママ」を目指してはじめてみましょう。